Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【今日の一言メモ】・・・毎日、ブログの過去記事を読み返し、そこから得た気づきを膨らませて、新たな学びとして自らに浸透させる

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(画像出典元はこちら)

さて、「今日の一言メモ」第638回です。

「習慣は第二の天性なり」

「習慣は第二の天性なり」とは、身についた習慣は、知らぬ間に深くしみこむものだから、いつしか生まれつきの性質のようになるということです。

習慣が人の性質に大きな影響を与えるということを意味していて、これは古代ギリシャの哲学者であるディオゲネスのことばからとする説と、古代ローマの政治家・哲学者であるキケロの『至善至高論』とする説があるそうです。

英語では「Custom(Habit) is a second nature.」と表現されます。

習慣は漆塗りのようなもの

小さい頃に身につけた習慣というと「歯磨き」があります。朝起きて、少々寝ぼけていても体が勝手に動いて、歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨き出します。

そこには「よし!歯を磨くぞ!」という気合いも感じなければ、「歯を磨かねば!」という根性も感じられません。習慣に従って淡々と行っているはずです。

きっと小さい頃から1年365日欠かさず繰り返してきて、歯を磨く習慣がすっかり身についているからそうなるのでしょう。

僕は、このブログを2014年の元旦から毎日更新してきて、今日で7年ちょっと、2,663日目になりました。今では歯磨きと同じように気合いを入れることもなく、根性を出すこともなく淡々とキーボードに向かい、毎日1,000字〜2,000字程度の文章を書き上げています。

輪島塗のような漆器は、気の遠くなるような工程を経て、最終的には何度も何度も塗り重ねられる漆塗りによって、親子何代にもわたって受け継がれる耐久性を持ち輝きを放ちます。

そんな漆器と、歯磨きやブログ執筆などを並べて語るのは失礼の極みですが、言いたいことは伝わるでしょうか。

やろうと思う人1万人、やる人100人、続ける人1人

これはブログを始めるときに受講したあるセミナーで言われた言葉で、とても印象に残っています。特に、実際に始める人が100人いても、続ける人は1人いるかいないか、という部分は「なるほど……」とうなずいてしまいました。

なぜ、ほとんどの人が歯磨きを毎日の習慣にできているのに、ブログ執筆は続けられないのだろうと考えてみました。そして、実際に毎日続けることにチャレンジしてみたのです。

人に評価される記事を書こうとすると書けなくなる

ブログはネットを通じて全世界に発信できるツールです。そして、プロブロガーと呼ばれる人を筆頭に、人に見て貰えた閲覧数(PV : ページビュー)や広告収入(アフィリエイトやGoogleアドセンス)を競っている世界です。

そして、月間PVが10万、20万、50万、100万超を超えるブロガーたちがひしめいています。そんな中で、無名の個人が割って入ろうとしたらなかなか大変です。

そして、閲覧数(PV)を伸ばしたり、広告収入を得ようとしたら、読んでもらう人に評価される記事をたくさん書かなければなりません。でも、これは至難の業です。

よほど才能に恵まれた人でないかぎり、人に評価される記事を継続して書くことなどできません。その結果、多くの人がブログを書き始めたものの、書くことがつらくなり挫折してしまうのでしょう。

量が質に転化すると信じて、まず自分のために書き続ける

僕のブログ師匠のお一人である立花岳志さんが、口を酸っぱくして言い続けている言葉があります。

「質より量より更新頻度!」

記事一つの内容より文字量より、とにかく更新を重ねることが大事だという教えです。毎日のように更新を重ねていけば、そのうち文章のレベルが上がり、それなりの文字量を書けるようになるということです。

そこで、人に評価される記事を書こうとか、PVを稼ごうとか、広告収入を得ようなどという考えはスッパリ捨てて未来の自分を読者と想定して記事を書くことにしました。もし、それを読んで下さる方がいたらラッキー!くらいの気持ちで。

そうしたら気持ちがすごく楽になり、とにかく書けるようにはなりました。それでも「1日の中で時間ができたら書こう」などと思っているうちは、続けるのが億劫になることがありました。そこで、1時間早起きして歯を磨いたら、すぐにキーボードに指を乗せブログを書くことをルール化しました。

そして、記事の執筆時間を1時間と決め、その時間内になんとか下書きを完成させるように努めたのです。とにかくそこまで進まなければ、次のタスクに移れないルールにしたので真剣です。

今では気負わず淡々と継続できている

毎日更新を始めて1年経ち、2年経つうちにだんだん力みも消え、歯磨き同様、淡々と書けるようになってきました。今では朝一番のタスクという縛りもやめて、本業の仕事を一通り片付けた後にブログ記事を書くようにしています。

最初のうちは苦労した記事のネタも、今まで書きためた記事を読み返すことで新たなネタを発見するようになり苦労しないようになりました。

具体的には、ブログを書くときにまず、ブラウザの新しいウィンドウを開き、そこに過去の同月同日に書いた記事を並べて表示するのです。今は2014年〜2020年までの7年分の記事が7つのタブに並ぶので、古い記事から一つずつ読み直します。

そうすると、自分の書いたことなのにすっかり忘れていることなど結構あります。そうした中に新しい記事のネタがあるのです。そのネタを元にして、最近学んだことや経験したことをミックスして記事にするようにしています。

そうして書いた記事は、きっとまた来年の自分が読むことでしょう。そうして、自分の書いたことが漆塗りのように積み重なり、学びが身についてくるのだと思います。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2021.1.11記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
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