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2月3日の「立春」から4週間ちょっと経ち、三寒四温が続く今日この頃、だいぶ寒暖差のある日々ですが、そんな今日3月5日は、二十四節気の第3「啓蟄」です。
二十四節気の第3「啓蟄」(けいちつ)
「二十四節気」は、1年を24等分に割って24の区分が作られ、そのうちの6つずつで一つの季節を表します。
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啓蟄の「啓」は「開く」、「蟄」は「虫などが土中に隠れ閉じこもる」意で、「啓蟄」で「冬籠りの虫が這い出る」(広辞苑)という意味です。春の季語にもなっています。
江戸時代に書かれた『暦便覧』には「陽気地中にうごき、ちぢまる虫、穴をひらき出ればなり」と記されています。
あと6日で、あの東日本大震災からちょうど10年が経ちますが、いよいよ春に向けて、いろんなものが動き出す日となりました。
今後1ヶ月の気候は?
気象庁が、3月4日に発表した関東甲信地方の3月6日から4月5日までの天候見通しによると、平年に比べ晴れの日が少なく、気温は高めで、降水量はやや多めになりそうです。
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桜の開花は早くなりそう
啓蟄を過ぎると、彼岸の入りが3月17日、そして彼岸の中日となる春分が3月20日と続きます。
立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄り(東南東から西南西)の強い風が春一番です。今年、関東地方に春一番が吹いたのは2月4日で、統計を取り始めた1951年(昭和26年)以降、最も早い記録でした。
そして、桜の開花予想ですが、こちらのサイトによると東京では彼岸の入りの3月17日の開花が予想されており、平年は3月26日なので9日も早くなりそうです。そして8日後の3月25日が満開になりそうです。平年が4月3日ですから、これも9日早くなる予想です。
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今年も花見酒は自粛ムード
僕が中学校に入学したのは、1968年(昭和43年)と半世紀ちょっと前ですが、確か入学式は4月8日頃で学校のフェンス沿いの桜が満開だった記憶があります。
それがいつのまにか、3月中に咲くのが当たり前になり、新年度が始まる4月1日には桜がだいぶ散っていそうです。どんどん季節感がずれていきますね。
首都圏の1都三県では、緊急事態宣言の解除が見送られ2週間延長の3月21日までの予定になりました。去年に続き、今年も花見の宴会は自粛ムードです。寒い冬を越えて桜が咲き、気持ちも華やぐシーズンですが、またもや辛抱の日々が続きます。
緊急事態宣言の延長に次ぐ延長で、気分も滅入りがちですが、スッキリとした青空をバックに咲く桜の花を見上げて、気持ちを盛り上げていくことにします。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.3.5記)