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さて、「今日の一言メモ」第748回です。
「利を見ては義を思い危うきを見ては命を授く」
「利を見ては義を思い危うきを見ては命を授く」とは、立派な人格と教養を備えている人は、利益になることがあればそれを得るのは正しいかどうかをまず考え、危急の場合には命を投げ出して事に当たるという意味です。
『論語』第十四巻「憲問」にある言葉で、更に「久要(きゅうよう)、平生(へいせい)の言を忘れざる」と続いています。
全体では、もし利益より正義を優先し、危険に身命をなげうつ覚悟があり、昔交わした小さな約束までも忘れないようにするならば、完成された人物といって良いだろう、という意味になります。
本当に喜んで頂けるものを提供しているか?
会社などの営利企業であれば、利益を追求するのは当然のことです。これは僕のような個人事業主であっても同じことです。
利益をあげなくては、企業の存続も不可能ですし、個人も生活やもろもろの社会活動に支障を来すからです。
でも、その利益は、人様のお役に立つ製品やサービスを提供して得ることが大前提です。そして、得た利益でより良い製品やサービスを開発しなければいけません。
振り込め詐欺などの特殊詐欺のように、法に背く行為をして得た利益は不純なものです。法に背いていなくても、社会的に害毒と思われるものを商売にすることも、まっとうなビジネスとはいえないでしょう。
結局は、価値のある製品・サービスを、お客さまに然るべき価格で買って頂き、そして喜んでもらえることが大切になります。不当に安く買い叩こうとする相手は、お客さまとは呼べません。
お客様に喜んでもらえる製品・サービスを提供していれば、利益は後からついてくるはずです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.7.1記)