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さて、「今日の一言メモ」第763回です。
ところで、今日7月23日は、「天ぷらの日」だそうです。夏の暑さでバテないために、大暑の日に天ぷらを食べて元気に過ごそうというものです。
なんでも冷蔵庫のない時代に食中毒防止のため、暑い日に油で揚げたものを食べていたことに由来しているとか。「土用の丑の日」のウナギや、8月29日の「焼肉の日」とともに、「夏バテ防止三大食べ物記念日」となっているとか。
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では、本題に移ります。
「愚公、山を移す」
その昔、中国の愚公という名の90才にもなる老人が、家の前にある二つの大山を他へ動かそうと、土を運び始めました。
人々はその愚かさを嘲笑しましたが、愚公は子孫がその行いを引き継げば山を移動させるだろうと、一向にひるみませんでした。
その志に感じ入り、天帝 (神様) が山を移動させ平らにしたという故事に基づき、どんなに困難なことでも辛抱強く努力を続ければ、いつか必ず成し遂げることができる、という意味の言葉になったのです。
小さいことを積み重ねる大切さ
昔からの格言には、「塵も積もれば山となる」「急がば回れ」「石の上にも三年」「思う念力岩をも通す」「滴り積もりて淵となる」「ローマは一日にして成らず」など、小さいことでも弛まなく継続することで、大きな結果に辿り着くことを表したものがたくさんあります。
いずれも「短期間で大きな成果」「一発逆転満塁ホームラン」「最も早く辿り着く近道」という魅惑的な言葉とは程遠い、ある意味ゲンナリするような、気の遠くなるような言葉です。
でも、尊敬するイチローの次の言葉にやはり全てが込められていると思います。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
現在、メジャーリーグを席巻している大谷翔平選手も、一朝一夕で現在の姿になったわけではありません。立派な身体に恵まれたことと、小さい頃から弛まぬ鍛錬を積み重ねた結果でしょう。
そして、東京オリンピック・パラリンピックに出場するアスリートたちも気の遠くなるような鍛錬を積み重ねてきたはずです。
人生100年時代、シニアになっても近道など考えず、5年・10年というスパンで小さいことを積み重ねていきたいと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.7.23記)