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さて、『今日の一言メモ』第876回です。
「ホスピタリティ・デー」
今日3月24日は「ホスピタリティ・デー」だそうです。
今から28年前の1994 年(平成6年)3 月24 日に、思いやり、もてなしといった意味のホスピタリティの精神を広めるために、日本ホスピタリティ推進協会が制定したそうです。
同協会のサイトによると、次のように説明されています。
この日を日常生活の中で他人に対して思いやる心をほんの少しでもあらわす実践の日として位置づけ、その普及を目ざしている。
「3」は新しいものを創り出すエネルギー、自己表現を表し、「2」は思いやり、協力を意味し、「4」は全体を作りあげる基礎の数字とされることから、その組み合わせである3 月24 日を記念日とした。
東日本大震災の後、東北の方々が示した「おもてなし」の心
日本人のおもてなし精神は、古くから国民性として根付いているように思います。
東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の方々が、遠くから来たボランティアや客人に対して、すべてを失ったにも拘わらず懸命に茶菓でもてなし、何か手土産を、と心を配る様子に驚きと共に感銘を受けた外国人が多かったと聞きます。
また、上記の日本ホスピタリティ推進協会のサイトによると、ホスピタリティは一方通行ではなく、主人が客人を思いやりもてなすと共に、客人がそのもてなしに対して深く感謝の気持ちを表すことで、共に喜びを共有することが重要だ、と記載されています。
そして、ホスピタリティは、主人と客人の二者間にとどまらず、社会全体に対して、その構成員である人々が、ホスピタリティの精神を発揮することで、共に豊かな社会を作り上げていく、とあります。
おもてなしに限らず、自分に心を砕いてくれた思いやりに対して、相手が家族であろうと誰であろうと、笑顔で感謝することがすべてのスタートですね。
自らのホスピタリティ向上のために
新しいものを創り出すエネルギー、自己表現、思いやり、協力、全体を作りあげる基礎、といった言葉の組み合わせを考えると、どうしても日々の自分を反省せざるを得ません。
これまでの日常を思い返すと、いろんな雑事に追われ、忙しさに紛れている自分がいます。そして、忙しくなればなるほど自分のことで精一杯となり、他の人を思いやる余裕を失っています。
以前から自分のキャパシティを考えて、目いっぱい予定や課題を詰め込むことを避け、7〜8割程度のパワーでこなせるように調整しようとしているのですが、忙しいとついつい自分の能力を過信し、キャパオーバーに陥ります。
自動車のハンドルには適度な遊びが必要なように、人間にもそうした余裕が必要です。なんとか工夫して余裕を生み出し、個人のホスピタリティを向上させたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.3.24記)