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さて、『今日の一言メモ』第981回です。
「女心と秋の空」
「女心と秋の空」とは、変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り気だという意味です。「男心と秋の空」がまずあって、その男心を女心に変えたものだそうです。
「男心と秋の空」は主に女性に対する男性の愛情が変わりやすいという意味ですが、「女心と秋の空」は男性に対する愛情に限らず、感情の起伏が激しいことや移り気なことを指しています。
人の心にも戸が立てられない
「人の口には戸が立てられぬ」という言い方があります。家の戸を閉めるように、人の口を閉じて噂を止めることは出来ないという意味ですね。
同じように、人の心にも戸は立てられないでしょう。自分自身の心でさえ制御することは、なかなか難しいものです。
理性で判断すれば右のことも、感情が左を向いて、その気持ちが強くなれば、ことによると人は左に向かって進んでしまうかもしれません。
そちらに向かって進んでしまえば、後々つらく悲しい思いをすることが分かっていても、どうしてもそうしてしまうのが、人の性(さが)なのかもしれません。
あえて気持ちに逆らわず進んでみるのも手
理性が「そっちは危ないぞ」といくら言っても、心底「そっちへ行ってみたいんだ!」と思うのなら、行ってみるのも手です。それで命や全財産を失う恐れがないのなら。
ただ、その「そっち」が初めて行くところではなく、一度や二度は行ってみたことがあり、その度にこっぴどい目に遭っているのなら、その対策なしに行くのはやめた方がいいでしょう。
人間歳を重ねると、どんどん初めて体験することが少なくなってきます。それは、保守的な考えでリスクを取らないことに通じます。
いくつになっても、多少けっつまずいたり、転んだり、怪我したりする経験は必要ではないでしょうか。そうしたリスクをとらずに生きていくことが一番のリスクかもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.9.15記)