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さて、『今日の一言メモ』第1021回です。
「土木の日」
今日11 月18日は「土木の日」だそうです。今から143年前の1879年(明治12年)の今日、日本工学会の前身である工学会が設立されたことと、「土木」の「土」が十一(11)に、「木」が十八(18)にそれぞれ分解できることに由来して制定された記念日です。
土木学会、日本土木工業協会などが、建設省(現 国土交通省)の支援で1987年に制定しました。
「土木」とは?
調べてみると、マンションなどの建築を除く建設事業の総称とされています。それを支える土木工学は、良質な生活空間の構築を目的として、自然災害からの防御や社会的・経済的基盤の整備のための技術(土木技術)について研究する工学とされています。
土木工学で扱う主な対象は、河川、ダム、トンネル、道路、橋梁、港湾、空港、鉄道、廃棄物処理、上中下水道、電気、通信、環境保全、造成、交通、国土計画など、多岐に亘っています。
そして、これらを取り巻く人工物を総称して「土木構造物」と呼んでいます。
日本が誇る土木技術
日本には世界に誇れる大きな土木構造物がたくさんあります。明石海峡大橋をはじめとする本四架橋が完成した時は、こんなものを造れるんだ!と驚嘆したものです。
こうした偉大なものを完成させるためには、計画や調査、設計、施工、維持管理、見積積算、災害防止など各分野毎の専門家が集まり、気の遠くなるような作業を完遂させなければなりません。
積み上げた信頼を失わないように
そのどれ一つでも手を抜いたりすれば、日本の安全神話は崩れ去ることでしょう。そうした意味で、分野は違えど以前問題になったマンション基礎工事のくい打ちデータ流用やセメント注入量の偽装などの問題は、日本人の民度の高さを貶める卑劣な行為と言わざるを得ません。
というわけで、どんな分野の仕事であれ、自分の仕事にプライド・矜持を持ち、自分の家族や周囲の人々に胸を張れる仕事を成し遂げたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.11.18記)