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閑話休題。
「梨の礫」
「梨の礫」(なしのつぶて)とは、便りを出しても何の返事もないことや、音沙汰のないことを指します。
「礫」とは、投げつけた小石のことで、「梨」は「無し」に掛けた言葉です。投げた小石は返ってこないことから、こう表現されるようになりました。
「インターネット記念日」
ところで、今日11月21日は「インターネット記念日」だそうです。今からちょうど53年前の1969年(昭和44年)11月21日に、インターネットの原形と言われる「ARPAネット」の公開実験が行われたことに由来します。
インターネットの原形がスタートして、もう半世紀以上が経つわけです。実験は、カルフォルニア大学ロサンゼルス校・スタンフォード研究所・カルフォルニア大学サンタバーバラ校・ユタ大学の4か所を結んで行われました。
当初は、軍事利用を目的として開発されたインターネットですが、一般に普及したのは1995年(平成7年)に「Windows95」が発売されてからです。1995年というと今から27年前、あの阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件が起きた年です。
それ以前は、インターネットに繋ごうとすると、それなりの設定が必要で接続が完了するまで四苦八苦したものでした。
今では、パソコン・スマホ・タブレット・ゲーム機器だけでなく、IoT(Internet of Things)の時代を迎え、テレビやBDレコーダー、エアコンなどの他、様々なモノがインターネットに繋がるのが当たり前の時代になってきました。
ネット時代に「梨の礫」は通じない
昔々の連絡手段は、手紙や電報くらいでしたから、相手に届いてから返事が届くまでに、電報でも相当な時間がかかっていました。
それが今や、ネット時代となり地球のどこにいてもネットにさえ繋がれば、瞬時にメッセージが届き、相手が読んでくれたかどうかも「既読」の表示ですぐに分かるようになりました。
なので、メッセージを読んだまま放っておくと「既読スルー」と責められ、梨の礫を決め込むわけにはいかない風潮です。ネット時代になって、便利になった反面、少々窮屈になっている面もあるかもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.11.21記)