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「日刊新聞創刊の日」
今日2月21日は、「日刊新聞創刊の日」だそうです。今から151年前の1872年(明治5年)2月21日、日本初の日刊新聞「東京日日新聞」(現在の毎日新聞)が創刊されました。
当初は、創刊者の居宅から発刊したそうですが、2年後には銀座に社屋を建てたとか。インターネットの普及による情報革命時代を迎えるまで、新聞はテレビ、ラジオと並んで重要な情報源でした。
しかし、新聞の発行部数の推移を見ると、2000年代に入って徐々に減り始め、2014年頃からは顕著な減少を示しています。
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新聞も当初は消極的に見えた電子化を、近年では積極的に進めて紙媒体との両立を図っています。
情報革命とは、情報発信ができるようになったこと
今やSNSやブログなどの普及によって、誰でも情報発信ができるようになりました。考えてみると、これって凄いことですよね。
つい20年くらい前までは、新聞やテレビやラジオなどのマスコミじゃないと情報を発信することなどできなかったのが、一個人が世界中に情報を届けることができるようになったのですから。
そして、今では文字や画像に加えて、YouTubeなどで動画を公開するのも簡単です。そして、その動画再生回数に応じて報酬を得られるなどの仕組みも整い、YouTuberやバーチャルYouTuberという職業もすっかり確立してきました。
こうした状況で、若者の多くは紙の新聞など読まず、テレビは見ず、ラジオも聞かないようです。
そして、結果として電子的な情報が溢れかえり、SNSではネットの匿名性を悪用した誹謗中傷、デマ、炎上などが起こり、社会問題化しています。
玉石混淆の混沌とした情報洪水の中で
誰でも世界の向けて情報を公開できるようになったのは素晴らしいことですが、それだけ玉石混淆の情報洪水の時代が到来しました。
本来、新聞やテレビ・ラジオなどの報道機関が果たしていたのは、ある事象を巡る賛成意見や反対意見の両論併記とそれに対する論評などを提供する役割だったはずです。
それが今やSNSなどに溢れる情報から自分に都合の良い情報だけ選択し、一方的な価値観を持ってしまう危険性が満ち溢れています。
いつの時代も、一つの事象に対する賛成意見と反対意見に耳を傾け、それに対して評価できる自分の目を持つことが大切だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.2.21記)