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「百聞は一見にしかず」
「百聞は一見にしかず」とは、何度くり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばないという意味です。何事も自分の目で確かめてみるべきだという教えですね。
中国の歴史書である『漢書―趙充国』には、以下のように記載されているそうです。
漢の宣帝が、反乱を起こしたチベット系の遊牧民族を鎮圧するために、趙充国に必要な戦略と兵力を尋ねた。
充国は「遠く離れた場所で戦略は立てにくいので、自分が現地に行って実際に見たものを地図に描き、策略を申し上げたいのですが」と許しを請うた。
「百聞は一見にしかず」に続く言葉
昔は地図を見ても、現地に行った人から話を聞いても、その様子は想像するしかなかったわけですが、写真が発明され、テレビが発明され、そしてインターネットが登場し、Google Earthで世界中の様子を見ることができるようになりました。
確かに、百聞は一見にしかずですが、どうやらこの後に続く言葉があるようです。
百聞は一見にしかず
百見は一考にしかず (見るだけでなく、考えないと意味がない)
百考は一行にしかず (考えるだけでなく、行動するべき)
百行は一果にしかず (行動するだけでなく、成果をださないと意味がない)
つまり、聞いて、見て、考え、行動し、最後に成果を出す、ということです。一番大事なのは、まず「行動する」ことでしょう。
1万人のうちの1人になる
難しいのは「行動し続ける」ことです。
何かを達成したいと夢を描く人が10,000人いたら
それに向けて行動を起こす人は100人
その行動を継続できる人はその中のたった1人
と言われています。
行動し続けて、100万人に1人のスペシャリティを目指す
100万人に1人のスペシャリティを目指すのは、とてつもなく難しいことでしょう。
それが100人に1人だと何とか実現できそうに思えます。そして、100人に1人の分野を3つ持つことができれば、1/100×1/100×1/100で100万分の1が実現できます。
まずは、100人に1人を目指し、長期計画を立てて3つの分野について100人に1人を実現すれば、100万人に1人の世界に到達します。
その長期間にわたる行動力を維持するためには、自分はこうなりたい!という強い意志が必要でしょう。そして、その思いは人と比べて自分が劣っているからといったものではなく、内面から湧き出る強い思いのはずです。そこから生ずる誰がなんと言おうとやり遂げるのだ!という執念めいた思いがないと、とても長期にわたる行動力は続かないと思います。
生きている中で、そうした内面から湧き出る強い思いに駆られる場面を作りたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.4.13記)