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「地図の日」
今日4月19日は「地図の日」だそうです。今から223年前の1800年(寛政12年)に、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発したことにちなんだ記念日です。
伊能忠敬は、豪商伊能家を継ぎ、50才で隠居後、江戸に出て天文学、暦学、西洋数学、測量方法等を学びました。そして、寛政12年(1800年)から文化13年(1816年)まで、足かけ17年をかけて全国を測量し、『大日本沿海輿地全図』を完成させ、日本史上はじめて国土の正確な姿を明らかにしたのです。その精度は高く、世界に誇ることができる科学的地図といわれています。
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江戸時代の50才といえば、相当な高齢です。当時は、乳幼児の死亡率が高かったため、平均寿命はだいたい30才〜40才くらいだったと考えられています。(こちらの記事参照)
そんな高齢から伊能忠敬は、さまざまな学問を学び、更に長期間にわたる測量を果たし、日本地図を完成させたのです。そして、74才まで長生きしました。その気力・体力・知力には恐れ入ると同時に、凄い人だなぁ〜…と感服してしまいます。
そんな彼は、きっと50才にして初めて本当に自分がやりたいことに取り組み、喜々として学び、いそいそと測量の旅路についたのだろうと想像しています。
故・日野原重明先生
僕のロールモデル(お手本にしたい人)のお一人が、故・日野原重明先生です。
日野原先生は、1911年(明治44年)10月4日に生まれ、2017年(平成29年)7月18日に享年105才で亡くなられました。生涯現役をモットーに、100才を超えてなおスケジュールは2、3年先まで一杯という多忙な日々を送られていたそうです。
なんといっても見習いたいのは、いくつになっても失わない好奇心でしょう。100才でFacebookを始め、101才の時に「わくわくフェイスブックのすすめ」というFacebook活用本を執筆出版されたのです。
伊能忠敬や日野原先生のことを思うと、たかだか還暦を過ぎたくらいで「もう歳だから」などとは口が裂けても言えないと思います。
「もう歳だから」(面倒くさい)という言葉は封印する
誰しもが伊能忠敬や日野原先生のように生きられるわけではないでしょう。でも、まずは先人たちの気概を見習いたいと思います。
病は気から、というように気持ちの問題は大きいです。「もう歳だから」(面倒くさい)と何度も言っていては、いつのまにか気力・体力・知力が衰えるのは必至です。
なので、つい弱気になって口から「もう歳だから」(面倒くさい)という言葉が出そうになったら、「いかん、いかん、これは発言禁止用語だ…」と打ち消すことが肝要だと思うのです。
そして、ちょっとでも興味を持ったことについては「面倒くさいけど、もうちょっと調べてみるかな」と呟いて掘り下げてみるのです。結構夢中になってのめり込んでしまうかもしれません。
やはり「好奇心」が、一番の老化防止薬になりそうです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2023.4.19記)