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「ローマは一日にして成らず」
この言葉はとても有名ですが、英語のことわざ「Rome was not built in a day.」の訳です。「大事業は長年の努力なしに成し遂げることはできない」という例えですね。
「すべての道はローマに通ず」と言われたほど繁栄したローマ帝国も、築くまでには約七百年もの歳月を費やし、長い苦難の歴史がありました。決して短期間で完成するものではないということです。
「継続は力なり」
「ローマは一日にして成らず」に類した言葉は多くあります。
「塵も積もれば山となる 」
「石の上にも三年」
「思う念力岩をも通す」
「滴り積もりて淵となる」
古来、一足飛びに物事が成されることなどないのだ、と諭す言葉が伝承されてきたわけです。
個人が生きる上でも、やはり「継続は力なり」です。そして、継続するコツは、力まず焦らず淡々と続けることです。
力むと何もいいことはありません。早晩エネルギーが尽きてしまいます。そして結果が早く欲しいと焦らないことです。数ヶ月やそこらで目に見えて成果が挙がるようなことはあまりないと思います。
1年がかり、2年がかり、もしかしたら数年がかりという時間がかかるかもしれません。それだけの時間をかければ、数ヶ月では見えなかった変化が目に見えてはっきり分かるようになるでしょう。
キング・カズこと三浦知良選手の著書に「やめないよ」があります。今年56歳になった三浦選手は、現在ポルトガルのサッカーチームに所属しています。
三浦選手が現役を続けることができているのは、さまざまな要因があると思いますが、上記著書に記されている次の強い一念があるからだろうと思います。
明日をどんな一日にして、どう自分を高めるか。僕はそれだけを考えていたい。
誰もが三浦選手のようにできるわけではもちろんありませんが、何かを成し遂げるには、決して「諦めない、やめない」ことが一番大切だという姿勢は学びたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた！
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（2023.5.23記）
