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今日は、2014W杯開催地ブラジルに、本格的な移民が1908年に到着した日!

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金曜日のサッカーW杯日本代表第2戦が近づき、ドキドキが高まっています。

さて、好評を博している(?)「今日は何の日?」シリーズですが、今日はサッカーW杯開催地ブラジルに縁(ゆかり) のある記念日です。

6月18日は「海外移住の日」

今日6月18日は、国際協力事業団が1966年に制定した「海外移住の日」です。

今から106年前、1908年 (明治41年) 6月18日、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠戸丸が、ブラジルのサントス港に到着したことを記念して制定されたそうです。

画像はサントス港に到着した笠戸丸です。(出典 : Wikipedia)

10 笠戸丸

海外移住 (移民) の歴史

海外移住と移民は、同義語として使われているようです。

日本人の移民に関する歴史について、Wikipediaの記述を要約してみます。

明治時代から第二次世界大戦後にいたるまで、日本は労働力が過剰だったために移民を送出する側にあった。

明治元年(1868年)、駐日ハワイ総領事の要請を受けて、いわゆる元年者153名がハワイ王国に送られたが、その待遇は劣悪極まりないものであったため、国際問題に発展した。

画像は、海外興行株式会社のブラジル移民を促すポスター。ブラジルは世界最大の日系人人口を擁する国家である。

20 移民ポスター

その後、アメリカ合衆国本土やブラジル、ペルーやパラグアイなどの南米諸国等への移民が徐々に増加した。

移住先の職業は農業の担い手だけでなく、フィリピンのバギオの例のように道路建設などの土木作業に従事する者も少なくなかった。

昭和初年の経済恐慌の農村への影響は大きく、昭和9年の冷害は特に大きな打撃を与え、その一方で満州国の成立によって大量の移住が国策として必要であるとされた。

戦前、戦後を問わず農業を目的とした移民がたどり着く先は開墾すべき原野であることが多く、労苦があった。

その後、日本人の政策的な移民はあまり行われなくなった。

だが、日本人が労働力としてアジアや北米などの海外に移住する動きは続いており、2007年以降、日本の失業問題や労働環境の悪化に伴い、海外に職を求めて流出する若者が増加している。

現在は、グローバル化の進展で、昔のような「移民」に伴うイメージはなくなったような気がします。

もっと積極的な意思を持って、世界で活躍しようとする若者や、リタイア後のセカンドライフの地を海外に求めるシニアの存在もありますよね。

日本への移民の増加

過去の日本から海外への移民は、労働力過剰を背景に、国策として海外移住を進めた、という経緯があります。

ただ、中にはドミニカ共和国への移民のように、開発の可能性がほとんどない荒地に住むことを余儀なくされたケースもあったようです。

この時は、当時の日本政府の喧伝内容と、現地の状況・待遇にかなりの相違があり、事実上の棄民ではなかったのかと、後日国会などで議論された、とあります。

その後の日本は、少子高齢化が深刻化し、若く安価な労働力を確保するため、政財界から移民の受け入れを求める声が上がっています。

事実、日系ブラジル人や日系ペルー人、中国人などを中心に外国人労働者が増えていますよね。いろいろな問題はありながらも、地域によってはうまく溶け込んでいる例も報道されています。

草の根の努力で受け入れていきたい

日本の若者の失業問題も未だ解決しておらず、一般論として意見を述べることは慎重にしたいと思いますが、身近に中国から来られた親しい友人がいます。

中国と日本の国家間の難しい問題は存在していますが、個人として接すれば大変気持ちの良い、素敵な友人です。人としてお互いを理解すること、そして、勿論存在する文化的なギャップをお互い認め合っていくことが必要でしょう。

いずれにしても、移民という大変厳しい選択を迫られ、長年に亘って苦労を重ねてきた先人のことを思えば、恵まれた環境にいることを痛切に感じ、やはり感謝しなければ、と感じた梅雨が戻ってきた朝なのでした。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
 
 

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(2014.6.18記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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