さて、今日は「夏越の祓 (なごしのはらえ)」の日です。
「夏越の祓」とは
大祓(おおはらえ、おおはらい)は、罪と穢れを祓い清める神事で、6月と12月の末日に行われ、6月のものを「夏越の祓」と呼びます。
夏にお祓いが行われるのは、衣服を毎日洗濯する習慣や自由に使える水が少なかった時代、半年に一度、雑菌の繁殖し易い夏を前に新しい物に替える事で、残りの半年間、疫病を予防して健康に過ごすようにする意味があったと考えられているそうです。
また、この時期は梅雨の時期にあたり、祭礼が終わると梅雨明けから猛暑と旱 (ひでり) を迎えることになるので、この過酷な時期を乗り越えるための戒めでもあったとか。
「夏越の祓」の日に思うこと
さて、6月も最終日。いよいよ今年も半分が過ぎようとしています。
そんな今日は「ハーフタイムデー」とも言われています。ただし、元旦から181日目にあたり、実際に1年の半分になるのは、183日目にあたる7月2日です。
そんなハーフタイムデーですが、罪と穢れを祓い清める神事である「夏越の祓」では、各地の神社に冒頭の画像にあるような「茅の輪 (ちのわ) 」が置かれて、「茅の輪くぐり」が行われます。
これは、正面から最初に左回り、次に右回りと 8 字を描いて計3回くぐることで、半年間に溜まった病と穢れを落とし、残りの半年を無事に過ごせることを願うものです。
神社に行けない方は、自宅で半年間のお祓いをして、あと半年間の無事を祈る、ということでもいいかもしれませんね。
2015年が明けてから今日まで、あっという間に過ぎたように思えますが、考えてみればいろんなことが起こっていました。
では、半年間に溜まった目に見えない垢もスッキリ落として、明日からまた新たな気持ちで取り組んでいくことに致しましょう!
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2015.6.30記)