Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

テクノロジーの進化は、将来的に地方のワークスタイルも変えていく・・・それを頭に入れておこう

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さて、デュアルライフを実現して「地方創生」に貢献できる働き方を研究しよう、と決意したわけですが、とある記事の内容が僕の脳内アンテナに敏感に響いてきました。

来たるべきAI革命をどう考えるか?

それは、ZDNet Japan の「所得格差はますます拡大する–来たるべきAI革命の代償」という記事でした。

この記事の書き出しは、次のように始まっています。

これまでオートメーションによる失業を免れてきたオフィスワーカーも、人工知能 (AI) やロボットに取って代わられることに備えるべきだ――。世界有数の投資銀行であるUBSはこう述べている。今後、AIを利用したテクノロジによって、世界的な貧富の差が拡大していくという。

それは、単純労働だけでなく少額の保険金請求の処理、簡単な財務的アドバイス、法律関連の調査など、ある程度のスキルを要求される仕事についているワーカーの失業率を高める、としています。

「WORK SHIFT」で描かれた未来

話は変わりますが、ビジネス書大賞2013の大賞を受賞した「WORK SHIFT」という本があります。

著者は、ロンドン・ビジネススクール教授のリンダ・グラットン(Lynda Gratton)。

ロンドン・ビジネススクールを中心とした「働き方コンソーシアム」が収集した、膨大かつ緻密なデータを分析した世界規模の研究結果に基づき、2025年に働く人々の日常が生々しく描写されていて、読み応えのある内容です。

そこでは、まず前提となる5つのトレンドが示されます。

働き方が変わる! 〈5つのトレンド〉
●テクノロジーの発展
●グローバル化
●人口構成の変化と長寿化
●個人、家族、社会の変化
●エネルギーと環境問題

そして、新たにシフトすべき働き方が3つ提示されます。

働き方を変える!〈3つのシフト〉
●ゼネラリスト → 連続スペシャリスト
●孤独な競争 → みんなでイノベーション
●金儲けと消費 → 価値ある経験

1番目の「ゼネラリストから連続スペシャリスト」の中で、なぜゼネラリストでは通用しなくなるのか、が示されています。

専門性の低いゼネラリスト的なマネジメント技能は、特定の企業以外で通用しない場合が多い。しかも専門性の低い技能は、オンラインサービスで代替可能になってきている。

そして、未来の世界で成功を収めるための道が示されます。

高度な専門技能と知識を身につけるべきであり、そのためには、まず未来にどういう技能と知識が価値をもつかを見極める必要がある。

そのうえ、リスクを回避するために、複数の専門分野に習熟しなくてはならない。ひとことで言えば、連続スペシャリストになることが不可欠なのである。

説得力のある言葉だと思います。

「地方創生」に貢献する働き方のヒント

ZDNet Japan の記事に書かれたようなAI革命が、具体的に波及するのはもう少し先になるでしょう。

特に、地方にその影響が明らかになるのは、更に先かもしれません。

しかし、こうしたAI革命だけでなく、さまざまなテクノロジーの進展が、首都圏や地方の将来にどのようなメリットとデメリットを生むのか、意識しておく必要はありそうです。

というわけで、これらのことを頭に置いて、これからの働き方を研究していこうと思った次第です。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉
リンダ・グラットン プレジデント社 2012-07-28
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by ヨメレバ

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(2016.2.2記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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