閑話休題。
さて、今日は友人がFacebookである記事を紹介し嘆いていたことについて、どうしても一言書きたくなりキーボードに向かっています。
妊娠していることに萎縮し、肩身が狭い思いをしているとは…
記事によると、マタニティマークを付けていたら、次のような言葉を浴びせられたとか…
優先席に座ってる元気そうなアラフィフくらいのご夫婦に『絶対譲らないからな、何様のつもりだ!』とブツブツ言われ続けた。
電車内で60代位の女性達に『妊婦だからって甘えて座るな!』と怒られた。
酔っ払った会社員から、代わってと頼みもしないのに『妊婦だろ、座りたいなら土下座しろ』と言われた。
一部のマナーの悪い妊婦さんの話 (無理やり席を譲らせる等) がネットやテレビで話題になって、それからマタニティマークを付けているだけで『妊婦様』などと揶揄されることが増えた気がする。
また、次のような信じられないことが…決して一部の人ではなく、首都圏では多い事例だとか…
Twitterのまとめサイトには、妊婦だということで『故意に足をかけられた』『お腹を殴られた』『ホームに突き落とされた』と、信じられないようなコメントが並ぶ。そのほとんどが、誰もが乗る公共交通機関での出来事だ。
そして、更にショックだったのは記事中の次の一文です。
何よりも驚いたのは、彼女たちが萎縮していて『妊婦で申し訳ない』という気持ちを持っていたことだ。彼女たちは会社員として働いていたために、電車通勤をするしかなかった人たち。何も悪いことはしていない。
いつからこんなに思いやりを失ったのか…
もともと首都圏の交通機関には、殺伐とした雰囲気が漂いがちでした。
満員の通勤電車に、乳母車を押して平然と乗り込んでくるお母さんを見ると、もう少し時間を選べないものか、と思ってしまうのも事実です。
しかし、妊産婦さんに対しては、まず身の安全を確保し、できるだけ楽に過ごして欲しいと思うのは当たり前だと思うのですが…
それは、なかには心ない妊産婦さんが、我が物顔でワガママを言うケースもあるかもしれません。
それでも、多くの妊産婦さんが、妊娠していることで萎縮し、肩身の狭い思いをし、あまつさえ妊娠を隠そうとしている…これはどう考えても悲しすぎます。
厳しい世情の中、人を思いやる余裕がないのかもしれません。自分 (達) が子宝に恵まれず、それでつい妊産婦さん達につらくあたってしまうのかもしれません。
しかし、現在の少子化の流れを少しでも食い止めるためには、保育園の拡充などの施策も勿論必要ですが、もっと温かく見守り労る社会的環境がとても大切だと思います。
どうしたら、もっと良くすることができるでしょうか?このままでは、到底「一億総活躍社会」にはなれそうもありません…
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今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2016.6.4記)