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さて、昨日ノーベル文学賞が発表され、村上春樹氏は今年も受賞が叶いませんでした。ハルキストの皆さんの溜息が聞こえてきそうです…
そして、受賞したのはアメリカのミュージシャン、ボブ・ディラン氏でした。ノーベル文学賞がミュージシャンに贈られたのは史上初とのことです。
選考委員会のスウェーデン・アカデミーは、受賞理由を「大いなるアメリカの歌の伝統の中で、新たな詩的表現を生み出してきたことに対して」としています。
ボブ・ディラン氏について
僕達のような中高年世代にとって、ボブ・ディラン氏は青春時代から慣れ親しんだミュージシャンです。
1941年5月24日生まれの75歳、1962年 (僕は6歳!) のレコードデビュー以来、半世紀以上にわたり多大なる影響を人々に与えてきたといえます。
Wikipediaによれば、グラミー賞やアカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞し、ロックの殿堂入りも果たしています。また、長年の活動により、2012年に大統領自由勲章を受章しているほか、2008年には「卓越した詩の力による作詞がポピュラー・ミュージックとアメリカ文化に大きな影響与えた」としてピューリッツァー賞特別賞も受賞しています。
75歳になった今でも、「ネヴァー・エンディング・ツアー」と呼ばれる、年間100公演ほどのライブ活動を中心にして活躍しているそうです。
半世紀を超える足跡を振り返れば、ノーベル文学賞の受賞も肯けるというものです。
ボブ・ディラン氏の名言
氏は、数々の名言を残していて、まとめサイトもいくつかアップされています。例えば、こちら。
その中から、心に響いたいくつかをピックアップしてみます。
最低の犯罪者とは、間違ったものを目にし、それが間違っていることに気づいたにもかかわらず、そこから目を背けてしまう人たちだ。
あのころ自分はずいぶん年をとっていた。今はもっと若い。
ぼくは、皆と同じでありたいとも、好かれたいとも思わない。
何もかも失ったって、まだ未来だけは残っている。
人生に後退は無い。あなたの人生で起こること全てが、あなたをゴールへと進ませている
「人生の成功者」とは何か、を決定づけた言葉
氏の名言の中で、僕の人生の目標を決定づけたのが、次の言葉です。
朝起きて夜寝るまでの間に、自分が本当にしたいことをしていれば、その人は成功者だ。
A man is a success if he gets up in the morning and gets to bed at night, and in between he does what he wants to do.
お金でも、地位でも、名誉でもない。自分が好きなこと、やりたくて堪らないことをやり遂げるのが「人生の成功者」への道なのだ、と一気に腑に落ちたのです。
そして、3年半前に作成して数ヶ月おきにアップデートしている「ライフスタイル未来地図」というものがあるんですが、その最後の部分は以下の通りで、これは3年半前から変わっていません。
このように人生を終えることができたら、どんなに幸せなことでしょう。そして、ここを目指して生きていきたいと思います。
最後に
ボブ・ディラン氏がノーベル文学賞受賞、というニュースを聞いて、いきなり昔流行った「学生街の喫茶店」という歌の歌詞が思い浮かびました。
君とよくこの店に 来たものさ
訳もなくお茶を飲み 話したよ
学生で賑やかな この店の
片隅で聴いていた ボブ・ディラン
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(歌詞引用元はこちら)
調べたら、この曲は1972年6月の発売ですが、翌年になって大ヒットし、オリコンチャートで7週連続で1位を獲得、年間ヒットチャートで3位、累計売上はミリオンセラーを記録していました。
紅白歌合戦にも出場を果たし、当時としてはフォークグループの出場は珍しいことだったそうです。
・・・というわけで、当時の楽曲の歌詞に登場するほど、影響力のあったのがボブ・ディラン氏だったわけです。
久しぶりに、氏の「風に吹かれて」を聴いてみますか!
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.10.14記)