Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

“万霊節の日” を迎えて・・・改めて、勇気・冷静さ・知恵を磨くことを思う

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閑話休題。

さて、今日は「万霊節」という記念日です。

「万霊節」の由来

11月2日は、キリスト教で、この世を去ったすべての信徒を記念する日だそうです。

11月1日の万聖節が「諸聖人の記念日」なのに対し、万霊節は「諸死者の記念日」と呼ばれています。

先祖の霊を静め、生け贄をささげて供養する習わしだったとか。

「万霊節」に思うこと

キリスト教の記念日というと思い出すのが、キリスト教の祈りの一つ「ニーバーの祈り (英語:Serenity Prayer) 」です。

僕はキリスト教徒ではありませんが、この祈りを以前ある本で読んだ時に、とても印象に残ったのです。

アメリカの神学者で倫理学者のラインホールド・ニーバーが、マサチューセッツ州西部の山村の小さな教会で、1943年の夏に説教したときの祈りだそうです。

serenityの日本語の訳語から「平静の祈り」、「静穏の祈り」とも呼ばれているそうです。

その内容は、以下の通りです。(こちらのサイト参照)

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

Reinhold Niebuhr

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

日本語訳(翻訳者:大木英夫)

変えることができることを変える勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ、そしてこの二つを見分ける知恵が大事、という内容は、この祈りを読んだ時から僕の処世訓の一つになりました。

人はよく「そんなことは自分には無理だ、できない…」と思いがちです。そして、変えることができない言い訳を、社会や他人など周囲のせいにしがちです。それは、人の性 (さが) かもしれません。

「変えられない」のではなく「変えないことを選択したのだ」と指摘した「嫌われる勇気」の一文を思い出します。変える努力をする前から諦めていないか、自問自答を繰り返す必要があります。

また、「悩み惑うことが、すなわち生きるということそのものだ。」と言います。

諦念に囚われず、何かに向かっていけば、必ず悩み惑うことにぶつかります。でも、それこそ生きている証なのですね。

・・・というわけで、勇気・冷静さ・知恵を更に磨き、これからも大いに悩み惑っていこうと思う「万霊節」の朝なのでした

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
 
 
・・・・・・・・・・・・
(2016.11.2記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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