Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

【苦しい時の神頼み】・・・神頼みではなく、勇気と冷静さと知恵を磨いて前に進みたい

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(画像出典元はこちら)

さて、今日の故事ことわざは、「苦しい時の神頼み」です。

「苦しい時の神頼み」とは?

日頃は神も仏も拝んだことがない信心のない者が、苦しい時や困った時や災難に遭ったりした時にだけ、神仏に頼って助けを求めて祈ることです。

困窮し追い詰められた時にだけ、ふだんは神仏のことなど思い浮かべることすらないような者が、ひたすらそれを拝み倒し頼ろうとすることの身勝手さを指しています。

転じて、いつも知らん顔をしている者が、自分が困った時にだけその人に頼ろうとすることを指すようになりました。

印象に残った祈り

神頼みと聞いて思い出すのが、キリスト教の祈りの一つ「ニーバーの祈り (英語 : Serenity Prayer) 」です。

serenityの日本語の訳語から「平静の祈り」、「静穏の祈り」とも呼ばれているそうです。

その内容は、以下の通りです。(こちらのサイト参照)

O God, give us
serenity to accept what cannot be changed,
courage to change what should be changed,
and wisdom to distinguish the one from the other.

Reinhold Niebuhr

神よ
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

日本語訳(翻訳者:大木英夫)

変えることができることを変える勇気、変えられないものを受け入れる冷静さ、そしてこの二つを見分ける知恵が大事、という内容は、この祈りを読んだ瞬間、胃の腑にストンと落ち、納得するものでした。

勇気と冷静さと知恵を磨いて前に進みたい

人はよく「そんなことは自分には無理だ、できない…」と思いがちです。そして、変えることができない言い訳を、社会や他人など周囲のせいにしがちです。それは、人の性 (さが) かもしれません。

それは、「変えられない」のではなく「変えないことを自分で選択したのだ」と指摘した「嫌われる勇気」の一文を思い出させます。変える努力をする前から諦めていないか、自問自答を繰り返す必要があるのでしょう。

また、「悩み惑うことが、すなわち生きるということそのものだ。」と言います。

諦念に囚われず、何かに向かっていけば、必ず悩み惑うことにぶつかります。でも、それこそ生きている証なのですね。

というわけで、困った時だけの神頼みではなく、勇気と冷静さと知恵を常に磨いて前に進みたいと思っています。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

・・・・・・・・・・・・
(2017.11.2記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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