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閑話休題。
さて、今日は「ユネスコ憲章記念日」です。
「ユネスコ憲章記念日」の由来
今から70年前の1946年 (昭和21年) 11月4日に、ユネスコ憲章が発効し国連教育科学文化機関 (ユネスコ) が、国際連合の専門機関として発足したことに由来します。
日本は、1951年 (昭和26年) 7月2日に加盟しました。
ユネスコの正式名称は、英語で United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization, UNESCO となっています。
ユネスコ設立の目的とその精神は、教育や文化の振興を通じて、「戦争の悲劇を繰り返さない」という理念と共に、設立の意義を定めたユネスコ憲章の前文に込められています。
それは、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の砦を築かなければならない」という文言に顕著に表れています。
「ユネスコ憲章記念日」を迎えて
ユネスコの活動について、Wikipediaで調べてみると、以下の記述があります。
活動にあたっては、重点的に推進する目標として「万人のための基礎教育」「文化の多様性の保護および文明間対話の促進」などを定める。
それに基づき、例えば前者に関しては識字率の向上や義務教育の普及のための活動、後者については世界遺産の登録と保護、文化多様性条約の採択のほか、歴史的記録遺産を保全するユネスコ記憶遺産 (世界の記憶) 事業などを実施する。
そのほか、極度の貧困の半減、普遍的初等教育の達成、初等・中等教育における男女差別の解消、持続可能な開発のための教育、危機に瀕する言語の保護などを内容とするミレニアム開発目標など、国際開発目標達成を目指す。
また、ユネスコ運営資金は、各国の分担金で賄われています。
2016年時点の最大の拠出国はアメリカ合衆国 (22%) 、2位は日本 (9%) になっていました。但し、米国は拠出金支払いを全額停止しているので、実質的な最大の拠出国は日本だそうです。
ユネスコというと、毎年世界遺産の登録で名前を目にするものの、その他の活動についてはあまり目にしません。
ただ、教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さないという理念を実現することは、とても大切です。
昨日のブログ記事で、現行憲法公布後70年が経った文化の日に、憲法改正について書きました。憲法第9条に書かれた「非戦の誓い」は、なんとしても堅持しなければなりません。
・・・というわけで、改めて戦争の悲惨さに思いを馳せた「ユネスコ憲章記念日」の朝なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2016.11.4記)