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閑話休題。
さて、あの「阪神・淡路大震災」が発生したのは、今から22年前の1995年1月17日でした。そして、「東日本大震災」からまもなく6年、「熊本地震」からまもなく1年が経とうとしています。
当時の地震災害としては戦後最大規模の被害発生
1995年 (平成7年) 1月17日午前5時46分52秒、淡路島北部沖の明石海峡を震源として、マグニチュード7.3の大地震が発生しました。
戦後に発生した地震では、1946年 (昭和21年) の南海地震や、1948年 (昭和23年) の福井地震を大きく上回り、当時の地震災害としては戦後最大規模の被害となってしまいました。
改めて、亡くなった方々のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、遺族・ご友人の方々にお悔やみを申し上げます。
僕は、以前の会社に勤務していた1983年 (昭和58年) 2月から3年ほど、大阪支店に所属し、西宮近くに居を構え、神戸地区の営業を担当していました。
震災発生時は、東京本店に異動しており、朝のニュースで地震発生を知りました。その後、続々と映し出されるテレビの映像で、当時足繁く通っていた神戸の街が、無残な姿に変わっているのを呆然と見ていました。
風化させてはいけない震災の記憶
あれから22年、現在の神戸の中心街の映像を見ると、ビルなどのハード面は完全に復旧した感があります。
しかし、復興にはまだまだ時間がかかる、という意見も聞きます。特に、地域の繋がり、人との繋がりなど、震災前にあったソフト面が破壊されたままで、これを取り戻す見込みがないというのです。
これは、東北そして九州の復旧・復興に共通する事でしょう。震災の記憶は、風化させてはならず、その教訓を語り継がねばなりません。
現在の若者に期待する
一方、実際にこの大震災を経験していない十代の若者が、率先して大人の経験談を聞き出し、将来の地域の担い手として活躍しようと行動しています。
東日本大震災では、自衛隊員や消防隊員の活躍を目にして、自分もその道に進みたいと志す若者も多くいました。
こうした若者達は、とても逞しく頼もしく感じます。
近年の成人式では、各地で騒動を起こす若者が相変わらず報道されていますが、被災地の成人式では、そのような若者はいないと聞きます。
あの悲惨な震災を経験する中で、一筋の光明に見えた、お互いに助け合う「絆」の存在、そして、若者達が逞しく成長した事実は、今後の復興に大いに貢献することと思います。
そして、私達も、あの大震災が起きた日のことを忘れず、いつまでもなんらかの形でサポートしていきたいと思う次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.1.17記)