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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「河海 (かかい) は細流 (さいりゅう) を択 (えら) ばず」とは?
黄河や大海はどんなに小さな川の流れでもすべて受け入れるため、大きな川や深い海となり得たという意味です。
そこから、大事業を成し遂げる者は人々を包容する度量の広さを持つということの例えになりました。
古代中国で司馬遷によって編纂された中国の歴史書である『史記』に、「泰山は土壌を譲らず、故に能くその大を成す。河海は細流を択ばず、故に能くその深を就す。」とあるのに基づくそうです。
泰山が大きな山になったのは、どんな土でも辞退することなく受け入れたから、という意味です。
器が大きくなるには?
何事も受け入れていくことは、言葉では簡単ですが、いざとなると、自我の我が邪魔をしてなかなか受け入れられないものではないでしょうか。
しかし、身の周りでおきている良いことも悪いことも全て受け入れることができたら、どんなに楽になるでしょう。
故事によると、お釈迦様は次のように言ったそうです。
「仏は、利益・害・中傷・ほまれ・たたえ・そしり・苦しみ・楽しみという、この世の八つのことによって動かされることがない。こういったことは一時のことで、いずれ過ぎ去るであろう。よって、全てを受け入れよ。」
なるほど…どんな強い向かい風もいずれはやむから、それまでは柳に風と受け流すことも大事ですね。
些細なことに悩んだり、怒ったりすることなく全てを受け入れ、日々感謝の気持ちを忘れず穏やかな気持ちで過ごすことが、器の大きい人になるための修行かもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.6.16記) 1