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さて、今日目に留まった故事ことわざは、「愚公、山を移す」です。
「愚公、山を移す」とは?
その昔、中国の愚公という名の90才にもなる老人が、家の前にある二つの大山を他へ動かそうと、土を運び始めました。
人々はその愚かさを嘲笑しましたが、愚公は子孫がその行いを引き継げば山を移動させるだろうと、一向にひるみませんでした。
その志に感じ入り、天帝 (神様) が山を移動させ平らにしたという故事に基づき、どんなに困難なことでも辛抱強く努力を続ければ、いつか必ず成し遂げることができる、という意味の言葉になったのです。
小さいことを積み重ねる大切さ
これまでご紹介してきた格言には、「塵も積もれば山となる」「急がば回れ」「石の上にも三年」「思う念力岩をも通す」「滴り積もりて淵となる」「ローマは一日にして成らず」など、小さいことでも弛まなく継続することで、大きな結果に辿り着くことを表したものがたくさんありました。
いずれも「短期間で大きな成果」「一発逆転満塁ホームラン」「最も早く辿り着く近道」という魅惑的な言葉とは程遠い、ある意味ゲンナリするような、気の遠くなるような言葉です。
でも、このブログで何回も何回もご紹介している、かのイチロー選手の次の言葉にやはり全てが込められているのではないでしょうか?
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただひとつの道だと思っています。」
僕は、去年還暦を過ぎたので、いわば「人生のハッピーアワー」を迎えていると言えます。
でも、3年前に描いた僕の「ライフスタイル未来地図」では、102歳で人生の幕を閉じることになっているので、あと40年以上あります。(^_^)
なので、近道など考えず、5年・10年というスパンで小さいことを積み重ねていきたいと考えている次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.7.23記)