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さて、今日の格言は、「破竹の勢い」です。
「破竹の勢い 」とは?
勢いが激しくて、とどめることができないこと、猛烈な勢いで進んでいくさまを表したものです。
刃物で竹を割ると、最初の一節が割れればあとは一気に割れていくことから、こう表現されるようになりました。
『晋書』杜預伝の「今兵威已(すで) に振(ふる) う。譬(たとえ) ばを竹を割るが如(ごと) し。數節(すうせつ) の後、皆刃(やいば) を迎へて解け、復(また) 手を著(つ) くる処(ところ) 無し。(今こちらの軍の兵威は盛んであり、それは例えるならば竹を割るときのようなもので、刃を当てれば数節の先まで割れてしまうのだから手を施すことはもう何もない) 」に基づくそうです。
「驕る平家は久しからず」となるのか
「安倍一強」と言われ、あれだけの期間、高い支持率を維持した安倍政権も、次々と綻びを露呈し、それをやや扇情的に報道するマスコミの煽りを受けて、急速に支持率を落としています。
先日の都議会議員選挙で大敗するまで、「破竹の勢い」で国政選挙を勝ち抜いてきましたが、今後は予断を許しません。
「驕る平家は久しからず」という言葉があります。栄華をきわめた平家の天下も長く続くことはなかったことから、権勢を誇り驕慢になった者は必ず失脚するという意味で使われます。
安倍首相は、1954年9月21日生まれの62歳と、僕とは学年が一つ上の世代です。同世代ということで、政策の是非はあるものの、これまで応援してきました。その安倍政権が、いつのまにか「驕る平家」になっていたのでしょうか。
今年になって失った信頼を取り戻し、政治家としての晩節 (いつになるか分かりませんが…) を汚れなく迎えて欲しいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.8.3記)