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さて、今日の故事ことわざは、「欲の熊鷹 股裂くる」です。
「欲の熊鷹 (よくのくまたか) 股裂くる (またさける) 」とは?
あまりに欲が深いと、自分の身に災いをもたらすという例えです。
「熊鷹」とは、タカ科の大きな鳥で、その熊鷹が、二頭の猪を左右の足で掴んだところ、猪は驚いて左右に分かれて逃げ出し、どちらも逃がすまいと放さなかったっために、股が裂けて死んでしまったという昔話が元になっています。
しかし、なんという執念でしょうか…(^^;
二兎を追う者は一兎をも得ず
類義の言葉に、「二兎を追う者は一兎をも得ず」がありますね。欲を出して同時に二つのことをうまくやろうとすると、結局はどちらも失敗するという意味です。
人間は、やはり同時に二つのことはできません。お料理上手な方は、同時並行でいくつもの料理を作り上げますが、それもタイムシェアというか時間を分割してうまく使っているわけです。包丁を使いながら、フライパンを振ることはできません。
仕事でも、あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ、という場面は多いと思います。それで良く考えもせず、あれこれ手を付けてしまうと収拾が付かなくなります。
やはり、まずはやることをリストアップして、それぞれの難易度と期限を確認して優先順位を定め、1日の時間配分をして、優先順位の高いものからタイムシェアの中で取り組んでいくのが良いと思います。
そして、一つの案件に取り組んでいる間は、他の案件のことは頭から締め出し、集中して取り組むことが肝要です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.10.27記)