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さて、今日の故事ことわざは、「会うは別れの始め」です。
「会うは別れの始め」とは?
出会った人とは必ず別れなければならぬという意味です。
この世で出会った人とは、いつか必ず別れが訪れます。出会いは必ず別れをもたらすという世の無常をいうことわざですね。
別れの悲しみや、愛のはかなさ、人生のはかなさを表していますが、それは出会う喜びがあったからこそです。
始めがあれば終わりがあり、楽があれば苦があるのと同じように、別れは必ず訪れるので、別れがくるまでの時間を大切にすることが大事だ、という意が込められているのです。
「一期一会」を大切に
ところで、今日11月6日は、「お見合い記念日」です。
今から70年前の1947年 (昭和22年) 11月6日に、結婚紹介雑誌『希望』が東京の多摩川河畔で集団お見合いを開催したことを記念して制定されました。
終戦後2年ということで、戦争のため婚期を逃した20~50歳の男女386人が参加したそうです。
時が経ち、最近はお見合いをした、という話をとんと聞かなくなりました。親切に相手を世話をしてくれる、気のいい親戚の叔母ちゃんなどがいなくなったせいかもしれませんが、実際のところはどうなんでしょうか?
男女の出会いも、ネット婚活や友人の結婚披露宴の二次会、合コンなどは聞きますが、そもそも結婚願望が希薄になっているとも聞きます。
それに、出会いから結婚に至り、一生添い遂げたとしても、いずれは「死」が二人を分かつことになります。
また、結婚は「人生の墓場」と言いますが、では、独身はどうかというと「人生の砂漠」という言い方があるそうです。
やはり、一期一会を大切に、出会った人ともう二度と会うことはないかもしれないので、これはと思う人との出会いを大切にして、関係を育み、人生のパートナーを選んではどうでしょう。
そして、別れが訪れるまでの時間を、大切に慈しんで過ごすことができればいいな、と思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.11.6記)