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さて、今日の故事ことわざは、「忙中閑あり」です。
「忙中閑 (ぼうちゅうかん) あり」とは?
どんなに忙しい中にも、わずかな暇はあるものだという意味です。
「忙中」は、忙しいさなかを指し、「閑」は、暇を意味しています。
「忙中自ずから閑あり」ともいうそうです。
今日は「果ての二十日 」
1年の終わりの月である12月を「果ての月」と言います。なので、果ての二十日とは、12月20日を指します。
この頃は、歳暮の挨拶、大掃除や正月用意と、忙しさの極まる時期ですが、この日は、一切の仕事をやめて外出を避け、静かに過ごす日とされていました。
そもそもは、江戸時代に京都にあった粟田口 (あわたぐち) 刑場で、果ての二十日に罪人が処刑されたため、その日は罪人の命を忌み慎んだ、という習慣に由来しているとか。
年末慌ただしい中でも、心静かな時を持ちたい
昨日は、「仏名会 (ぶつみょうえ) の日 」で、心の大掃除をする日でした。
年末を控えて、家と心を掃除し、外出を避け静かに過ごす日を設けるなど、昔から受け継がれてきた日本人の習慣を考えると、いたずらにバタバタするだけでなく、ふと立ち止まり心静かに過ごす時を持ちたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.12.20記)