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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、小さな行動を継続する重要さを頭で分かっても、その障害となる「思い込み」があることについて書きました。
今日は、小さな行動を起こし継続する、という「やり方」を実践するためには、心の「あり方」が重要であることを書いてみます。
心の「あり方」を鍛えるのは、体幹を鍛えることと同じ
身体の鍛え方として、最近「体幹」の大切さがクローズアップされてきました。一昔前は上腕二頭筋・腹筋・背筋・大腿筋などの筋力トレーニングが重視されていました。
身体の「体幹」に相当するのが、心の「あり方 (Being) 」だと思います。根っこの部分がしっかりして、適切な「やり方 (Doing) 」を実践して初めて効果が上がるのだと思います。
先日の記事では、小さな行動を起こし継続していくためには、継続する仕組み作りと共に、適切な時間管理が必要だ、と書きました。
でも、いくら「時間管理術」などの「やり方」を工夫しても、その根っこにある「あり方」がブレていると、時間を味方につけることはできません。
心の「あり方」は、全ての行動の基軸
では、心の「あり方」は、どのように持てばいいのでしょうか?
こればかりは、人それぞれに合ったものでなければいけないと思うのですが、例えば僕の場合は「何事も前倒し」がその一つです。
実は、過去の自分を振り返ると、自分は先送りの天才だったんじゃなかろうか、と思ってしまうほどの才能を発揮していました。(^^;
小学校時代の夏休みの宿題しかり、中学以降大学時代に至るまで試験の一夜漬けなど、枚挙に暇がありません。
社会人になってからも、期限がある仕事はギリギリになってから手を付け、慌てて仕上げてなんとか辻褄合わせをする始末…
それが、会社員生活も30年近く経った50代になって一念発起。毎朝7時半出社、定時退社、夜のお誘いも歓送迎会などの公式行事を除き全てお断りする、という生活に切り替えてから変わったのです。
朝の7時半〜9時までの1時間半は、電話もなく、邪魔されることもなく、仕事がすごく捗ります。その効率の良さは驚くばかりで、夕方の3時間にも4時間にも匹敵する成果を挙げたのです。
夕方定時になったら、どんなに仕事が途中でもスパッと中断し、片付け始めて15分後には会社を後にしていました。いわゆる「ベルさっさ」ですね。
仕事を途中で中断して帰ると、翌朝7時半からフル回転で再スタートでき、頭が冴えている時間なのでより良いものに仕上がります。前日に、なんとかキリのいいところまでやろうと残業しても、効率の悪い時間帯ですから、いいことはありません。
という経験から「何事も前倒し」が、僕の「あり方」の一つになりました。誰にも公平に訪れる24時間です。時間密度を高めることで、限られた時間を味方につけたいですね。
とはいえ、ついついサボりたくなるのが人間です。なので、今は、次の言葉を頭の中でグルグル回しています。
「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」
さて、また長くなってきたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.1.30記)