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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、小さな行動を継続するためには、仕組み作りと同様、時間管理が大切なことについて書きました。
今日は、小さな行動を起こし、継続することが重要だと分かりつつ、そこに障害となって立ちはだかる「思い込み」があることを書いてみます。
小さな行動を起こし、継続することの邪魔をする思い込み、固定観念
下の絵は、有名な「だまし絵」ですね。この1つの絵の中に、2つの顔が隠されています。見たことがある方も大勢いらっしゃると思いますが、同時に2つの顔を見ることは難しいのではないでしょうか。
一つは、老婆の横顔です。顔のパーツは、こんな感じです。
もう一つは、若い娘のやや後ろから見た横顔です。顔のパーツは、こうです。
先に、老婆だと思うと、どう見ても老婆にしか見えません。反対に、若い娘だと思うと、もうどう見ても老婆には見えません。
これが「思い込み」というものですね。
「思い込み」を退治して、前に進もう
僕の本業は、中小企業をクライアントとしたITコンサルタントです。でも、別にシニアの方を対象として「スモールビジネスで独立・起業・開業を目指す講座」という、個人講座を開催しています。
その講座を受けて頂いた数人の方 (男性) に共通した反応がありました。
それは、自分の好きなこと・得意なことを「強み」に昇華してスモールビジネスを目指すには、小さな行動を起こして、それを地道に継続していく必要がある、ということは頭では理解できるのだけど「とても自分にはできない」、という反応です。
皆さん、自分にはできない、と思い込んでいるのです。そして、一度そう思い込んでしまうと、生半可なことではその考えを変えることはできません。
こういう反応に出会うと、ついパブロ・ピカソの言葉を思い出してしまいます。
子どもはみな、生まれながらに芸術家だ。問題はいかにして芸術家であり続けるかということだ。
数年後には今と違う自分になりたい、と願いつつ、そのために小さな行動を起こし継続していくことさえ自分にはできない、と決めつける。結局、自分を一番縛り付けているもの・・・それはジブン自身なんですね。
結局、頭で考えて、自分にはできないであろう理由を、いくつもいくつも挙げていくのです。「やっぱり時間がない」「続かなくて自己嫌悪に陥るのはイヤだ」「そもそも、それは今やらなくてもいいことだ」「やってみて効果がなければ、時間の無駄だ」「やっぱり『すぐに結果が出る◯◯講座』を受けた方がいいかも」・・・etc,etc
結局、大層なことは考えず、さほど時間もお金もかからずにできる小さな行動を起こし、それが継続できるような仕組みを作り、時間管理をうまく行い、愚直に淡々と続けてもらうしかありません。
それも、1週間や2週間、1ヶ月や2ヶ月、1年や2年という短期間ではなく、少なくとも3年間、できれば5年間続けることができれば、きっと異次元の世界に立っているはずです。
『すぐに結果が出る◯◯講座』といった類の促成栽培のようなセミナーや本は、いっぱいありますが、そんなすぐに結果が出るなら、皆さん苦労はしていないはずなのです。
結局は、近道・早道などのショートカットは存在せず、小さいことを愚直に積み重ねていくしか道はないと思います。
さて、また長くなってきたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.1.29記)