(画像引用元はこちら)
さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、小さな行動を継続するための仕組み作りが大切なことについて書きました。
今日は、継続するために重要なことは、仕組み作りと同じく時間管理にあることを書いてみます。
「第Ⅱ領域」に取り組めないまま、1日が終わる…
以下の図は、有名な「時間管理のマトリックス」です。
「完訳 7つの習慣」by スティーブン・R・コヴィー (P.200より)
この図では、さまざまな活動を「重要か重要でない」「緊急か緊急でない」の4つの領域に分けて、代表的な活動を示しています。
人は、その習性として、まず重要であろうとなかろうと、「緊急」に区分された「第Ⅰ領域」→「第Ⅲ領域」に取り組みます。ほぼ仕事に類する活動が占めると思われます。
そして、緊急の事案 (仕事) が一段落すると、「第Ⅳ領域」に移り、取るに足らない仕事・雑用や休息に時間を使いがちです。
そして、本当に重要な (でも緊急ではない)「第Ⅱ領域」への取り組みができない、もしくは不十分なまま、1日が過ぎ去っていくことになります。
「第Ⅱ領域」から「第Ⅰ領域」へ移す
自分が新たな意思決定を行い、小さな行動を起こし、それを長期間継続したいと思ったら、この時間管理のマトリックスを意識して、決めたことを行う時間配分を変える必要があるでしょう。
自分で決めた「小さな行動」が、「第Ⅱ領域」だと認識していると、きっと緊急と区分された「第Ⅰ領域」「第Ⅲ領域」の活動が終わってから、取り組もうとするでしょう。
すると、どうなるでしょう。緊急の活動が終わった後は、ヘトヘトになって疲れきり、とても「小さな行動」に取りかかる元気が残っていないかもしれません。
なので、ここはなんとしても自分で決めた「小さな行動」を「第Ⅱ領域」から「第Ⅰ領域」へ移す必要があります。
やはり、早起きして朝一番に取り組むのがお薦め
僕が、2014年元旦から毎日ブログを更新することを決めて、しばらく経った頃、ブログを書く時間を捻出するのに四苦八苦するようになりました。
その頃は、1記事あたり2,000〜3,000字と、結構長文を書いていたこともあり、1時間半くらいはかかっていました。
そこで、早起きを決心して、ブログ記事を書くことを朝一番のタスクに据えたのです。そして、ブログ記事を書き上げて、投稿しないかぎり、次のタスク (仕事) に移れないというルールを自分に課しました。
つまり、「ブログ記事作成・投稿」というタスクは、緊急かつ重要な「第Ⅰ領域」の活動になったわけです。
ブログを書かないと、本職のお仕事ができないのですから、必死に早起きしてブログ記事を書くようになりました。
そして、4年以上1,500日近くもブログ記事を書いていれば、朝起きて歯を磨いて顔を洗ったら、すぐにMacに向かいキーボードを叩くのが自然な流れになりました。
ブログを書かないと、歯を磨かずに1日をスタートするような気持ち悪さを感じるのです。
もちろん、早朝の便の飛行機や新幹線に乗ることもあるので、そうした時は飛行機や新幹線の席に落ち着いてMacBookを使えるようになったら、おもむろにブログを書き出すわけです。
というわけで、自分が継続したい「小さな行動」は、「第Ⅱ領域」から「第Ⅰ領域」へ移すことを強くお薦めします。
さて、また長くなってきたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.1.28記)