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さて、「今日の一言メモ」第338回です。
「思い込み」や「固定観念」
昨日のブログ記事で、岩盤のような「思い込み」や「固定観念」を排するには、結局、小さな行動を起こし、それが継続できるような仕組みを作り、時間管理をうまく行い、愚直に淡々と続けていくしかない、と書きました。
では、小さな行動を継続していくには、どんなことが大切なのでしょうか。
多くの人は、地道にコツコツ続けていくことは苦手だと思います。今年のお正月に立てた計画が、三日坊主に終わってしまった方も多いのではないでしょうか。
「やり方」を工夫する前に、心の「あり方」を整える
なんとか新しい行動を習慣化したいと思った場合、継続できる工夫を凝らした時間管理アプリなどのツールを手に入れようとするかもしれません。
それは習慣化を助ける「やり方」を工夫することです。そうした工夫は、とても大切なことですが、それ以前に心の「あり方」を整える必要があると思うのです。
身体を鍛える時、一昔前は上腕二頭筋・腹筋・背筋・大腿筋などの筋力トレーニングが重視されていました。でも、最近は「体幹」の大切さがクローズアップされています。
身体の「体幹」に相当するのが、心の「あり方 (Being) 」だと思います。根っこの部分がしっかり定まり、その上で、適切な「やり方 (Doing) 」を実践して初めて効果が上がるのだと思います。
いくら「時間管理術」などの「やり方」を工夫しても、その根っこにある「あり方」がブレていると、時間を味方につけることはできません。
例えば「先送り」をしないという心の「あり方」
では、心の「あり方」は、どのように持てばいいのでしょうか?
こればかりは、人それぞれに合ったものでなければいけないと思うのですが、例えば僕の場合は「何事も前倒し」がその一つです。
実は、過去の自分を振り返ると、自分は先送りの天才だったんじゃなかろうか、と思ってしまうほどの才能を発揮していました。(^^;
小学校時代の夏休みの宿題しかり、中学以降大学時代に至るまで試験の一夜漬けなど、枚挙に暇がありません。
社会人になってからも、期限がある仕事はギリギリになってから手を付け、慌てて仕上げてなんとか辻褄合わせをする始末…
それが、会社員生活も30年近く経った50代になって一念発起。毎朝7時半出社、定時退社、夜のお誘いも歓送迎会などの公式行事を除き全てお断りする、という生活に切り替えてから変わったのです。
朝の7時半〜9時までの1時間半は、電話もなく、邪魔されることもなく、仕事がすごく捗ります。その効率の良さは驚くばかりで、夕方の3時間にも4時間にも匹敵する成果を挙げたのです。
夕方定時になったら、どんなに仕事が途中でもスパッと中断し、片付け始めて15分後には会社を後にしていました。いわゆる「ベルさっさ」ですね。
仕事を途中で中断して帰ると、翌朝7時半からフル回転で再スタートでき、頭が冴えている時間なのでより良いものに仕上がります。前日に、なんとかキリのいいところまでやろうと残業しても、効率の悪い時間帯ですから、いいことはありません。
トータルの勤務時間は短くなりましたが、仕事の効率が上がったので先送りすることもなく、成果も大きくなって、誰にも文句は言わせませんでした。
という経験から「何事も前倒し」が、僕の「あり方」の一つになりました。誰にも公平に訪れる24時間です。時間密度を高めることで、限られた時間を味方につけたいですね。
とはいえ、ついついサボりたくなるのが人間です。なので、今は、次の言葉を頭の中でグルグル回しています。
「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.30記)