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さて、「今日の一言メモ」第803回です。
「早起きは三文の徳(得)」
「早起きは三文の徳(得)」とは、朝早く起きると良いことがあるということですね。朝早く起きれば、健康にも良いし、それだけ仕事や勉強がはかどったりするので得をするという意味です。
「三文」とは、一文銭三枚のことで「ごくわずかな」という意味ですが、わずか三文だとしても、得るものがあるということで、朝寝を戒める意味を込めて使われます。
限られた時間を味方につける
「時間管理術」などの「やり方」(Doing)をいくら工夫しても、その根っこにある「あり方」(Being)が整っていないと、時間を味方につけることはできません。
では、その「あり方」は、どのように持てばいいのでしょうか?
こればかりは、人それぞれに合ったものでなければいけないと思うのですが、例えば僕の場合は「何事も前倒し」がその一つです。
実は、過去の自分を振り返ると、自分は先送りの天才だったんじゃなかろうか、と思ってしまうほどでした。
小学校時代の夏休みの宿題しかり、中学以降大学時代に至るまで試験の一夜漬けなど、枚挙に暇がありません。
社会人になってからも、期限がある仕事はギリギリになってから手を付け、慌てて仕上げてなんとか辻褄合わせをする始末……。
やるべきことを先にやる
それが、会社員生活も30年近く経った50代になって一念発起。毎朝7時半出社、定時退社、夜のお誘いも歓送迎会などの公式行事を除き全てお断りする、という生活に切り替えてから変わったのです。
朝の7時半〜9時までの1時間半は、電話もなく、横入りされることもなく、仕事がすごく捗ります。その効率の良さは驚くばかりで、夕方の3時間にも4時間にも匹敵する成果を挙げたのです。
夕方定時になったら、どんなに仕事が途中でもスパッと中断し、片付け始めて15分後には会社を後にしていました。いわゆる「ベルさっさ」ですね。
仕事を途中で中断して帰ると、翌朝7時半からフル回転で再スタートでき、頭が冴えている時間なのでより良いものに仕上がります。前日に、なんとかキリのいいところまでやろうと残業しても、効率の悪い時間帯ですから、いいことはありません。
という経験から「何事も前倒し」が、僕の「あり方」の一つになりました。誰にも公平に訪れる24時間です。時間密度を高めることで、限られた時間を味方につけたいですね。
とはいえ、ついついサボりたくなるのが人間です。なので、いつも次の言葉を頭の中でグルグル回しています。
「やるべきことを先にやる、そうすれば後がどんどん楽になる」
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.10.7記)