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さて、今日9月3日は「東京奠都 (てんと) の日」だそうです。
「東京奠都の日」とは?
今からちょうど150年前の1868年 (慶応4年) 9月3日に、東京奠都が行われました。
奠都とは、新たに都を定めるということです。 明治天皇が東京に移った際は、京都を都として残す形をとり、遷都 (せんと) ではなく、東京奠都が行われたのです。
「江戸ヲ称シテ東京ト為スノ詔書」が発せられ、江戸が東京と改称されます。
同年9月に元号が明治に改められ、また同年10月13日に明治天皇が東京に入り、翌1869年 (明治2年) に、政府が京都から東京に移されました。
次の図は、明治天皇の東京行幸を描いたものです。
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今から150年後は?
今年のNHK大河ドラマは「西郷どん」です。幕末に活躍した西郷隆盛を描いていますね。今は、坂本龍馬・桂小五郎・岩倉具視・勝海舟などのメンバーが揃い、いよいよ大政奉還に向かう頃となってきました。
主演の鈴木亮平さんの好演もあり、僕は面白く見ています。視聴率も、ほぼ2桁台をキープしており健闘しているのではないでしょうか。
他にも幕末の偉人たちは沢山いるわけですが、その殆どは下級武士の出自です。このままでは日本はダメになる、という危機感に矢も楯もたまらず一命を賭して突っ走ったのでしょう。
そうした彼らの活躍がなければ、今の日本はなく、列強の属国になっていたかもしれません。
そう考えると、東京奠都からの150年で、これほど大きく日本が変わるとは驚きです。明治から大正、そして昭和といくつもの戦争を経て、一時は焼け野原で何もかも失ったにも拘わらず、大きく立ち直り経済成長を遂げ、平成になって紆余曲折を経ながらも世界の先進国としての地位を保っています。
その平成も30年で幕を閉じ、来年 (2019年) には新たな元号となります。これから150年後は、どんな日本になっているのでしょう。人口減少社会が現実のものとなり、出生率などが変わらなければ100年後には今の人口の半分以下である5千万人程度になるという予想もあります。
(画像出典元 : 「未来の年表」河合 雅司 著)
先人たちが必死に守ってきた日本を今後どうしていくのか、今の平和を享受していて、ともすれば危機感が希薄になっている我々が考えなければいけないことですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.9.3記)