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【今日の一言メモ】・・・学校や会社という小さな世界で感じる苦しみは「コップの中の嵐」

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(画像出典元はこちら)

さて、「今日の一言メモ」第48回です。

一般的な社会は「縦の関係」で構成されている

人間生まれてから幼稚園に入る位までは、親や家族と過ごす時間が殆どですが、小学校に入るとすぐに高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃんの存在が当たり前になります。

それは社会人になるまで続きます。中学・高校・大学と、一番下の学年になって一番上の学年になって・・・の繰り返しです。

社会人になって組織に属せば、そこは上司と部下の世界です。同期がいても、誰が優秀か劣っているか、という力の上下関係が生じます。

一般的な社会というのは、そうした「縦の関係」で成立していて、その中で育てばそれが当たり前のことで不思議にも思わないでしょう。

競争社会で生じる対人関係の軋轢

会社などの組織を離れた友人関係でも、「A君は私よりも上だが、B君は私より下だ」「A君の意見には従うが、B君には耳を貸さない」「C君との約束など、反故にしても構わない」などと考えていれば、それは縦の関係です。

小さい頃から縦社会で過ごしてくれば、そういう考えを持つのはいわば本能のようなものかもしれません。

縦社会では、「褒める」「叱る」行為が当たり前に行われます。「褒めて育てる」と言いますが、そこには褒める側が一段高いところから見下している印象が拭えません。

無闇に褒められたら、なんだかバカにされているように感じるのは、そのせいでしょうか。

「褒める」も「叱る」も、それは「評価」であり、評価する限り対人関係は「縦の関係」に留まります。

対人関係を「縦の関係」から「横の関係」に変えられるか

では、そんな縦の関係を横の関係に変えられるのでしょうか。

一つの考え方は、褒めるのでもなく叱るのでもないアプローチをすることです。それは「感謝」「喜び」「お礼」「尊敬」というやり方でしょう。

他者の行為に対して「ほんとにありがとう!」と感謝の言葉を伝える。

他者がしてくれたことに対して「うわぁ!凄い嬉しい!」と喜びの言葉を伝える。

他者が助けてくれたことに対して「いやぁ、ほんとに助かったよ!」とお礼の言葉を伝える。

他者が自分にできないことをしたら「わぉ!そんなことできるんだ!素晴らしい!」と尊敬の念を伝える。

こうした言葉は、他者を「評価」して出てくるものではないでしょう。評価の言葉は、縦の関係から出てくる言葉です。

褒められるということは、他者の物差しによって「良い」と評価されたことです。もしも褒めてもらうのを望むのなら、他者の物差しに合わせ、自らの思いや考えにブレーキをかけることになるでしょう。

一方、「ありがとう」は評価ではなく、もっと純粋な感謝の言葉です。人は感謝の言葉を聞いた時に、自らが他者に貢献できたことを知ります。

学校や会社という小さな世界で感じていた苦しみは「コップの中の嵐」

この世の中で、大きなストレスを感じるのは対人関係でしょう。そして、その対人関係は学校や会社という小さな世界の中で生じているものです。

そうした世界の中で毎日を過ごしていれば、それが自分の世界の全てです。でも、そこで感じる大きなストレスは「コップの中の嵐」に過ぎません。

ほんのちょっと目を外の世界に向けてみれば、そこには全く違ったコミュニティがあり、そこは「横の関係」が築ける場所かもしれません。

僕自身、幼稚園から大学までの17年間、そして会社組織に属した33年間、合計50年間を「縦の関係」の社会に身を置き、それからフリーランスとしてどこの組織にも属さない立場で7年近くを過ごしています。

特に、この7年近くは様々なコミュニティに参加し、そこでは老若男女年齢構成さまざまなメンバーと交流させて貰っていますが、皆対等な関係です。

そこには上下関係はなく、それぞれが相手をリスペクトし、感謝し合う関係が出来上がっています。

そんな経験から、「コップの中の嵐」に苦労しているのなら、思いきって外の世界に飛び出したら良いと思うのです。

・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

・・・・・・・・・・・・
(2019.2.25記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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