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さて、「今日の一言メモ」第70回です。
さて、相変わらずイチロー選手が引退会見で語った言葉を反芻する毎日です。
最低50歳まで現役、と言ってきたからここまでできた
イチロー選手はこう言いました。
「最低50歳まで現役と言ってきて、結局有言不実行の男になってしまったわけですけど、でも、その表現をしてこなかったら、ここまでできなかったかなという思いもあります。
だから、言葉にすること。難しいかもしれないけど、言葉にして表現することというのは、目標に近づくひとつの方法ではないかなと思っています。」
日本に戻ってプレーするという選択肢はなかったのか?という質問への答えに対して、イチロー選手はきっぱり「なかったですね」と答えました。
そして、彼が「有言不実行」になったことを責める人は、だれもいないでしょう。
口に出して宣言する大切さ
私たちも、時にはやりたいことやなりたいものについて、はっきり言葉にする時があります。
それは、周りに宣言することで、自分にプレッシャーを与え、やらざるを得ない立場に自分を追い込むためです。言葉にした以上、全力を尽くさないと、ただの口先野郎になってしまいます。
口にする以上は、より高いハードルを設定する
イチロー選手が50歳まで現役を目指す、と言葉にした時、サッカーの三浦知良選手のことが頭をよぎり、イチロー選手なら可能かもしれないと期待してしまいました。
しかし、彼をもってしても、肉体の衰えを止めることはできず結局45歳で引退を決断せざるを得ませんでした。
ただ、彼が言うように50歳という高いハードルを自分に課したから、45歳まで厳しい練習に耐え抜くことができたのでしょう。
私たちも、目標を設定する時に100%を設定すると、せいぜい90%止まりになる可能性が高く、120%を設定すれば、100%に到達する可能性は高くなるはずです。
だから、目標はできるだけ高く設定した方が良いのです。背伸びして、ようやく手が届く高さにするのが「ストレッチ」です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.3.26記)