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さて、「今日の一言メモ」第170回です。
「和光同塵」
「和光同塵 (わこうどうじん) 」とは、自分の才能や学徳を隠し、俗世間に交じって目立たないように生活する、という意味です。
また、仏教では仏・菩薩が知徳の光を隠して仮の姿となって、衆生を救うこととされています。
『老子』4章にある「和其光、同其塵(光を和らげてちりに交わるの意味)」がその由来です。
「光を和らげ塵に同ず」ともいうそうです。なお「和光」とは、才知の威光を和らげて隠すという意味で、「塵」とは、ちり・くずが転じて俗世間のことを指します。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
「和光同塵」の意味を知ると、やはり「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を思い浮かべます。
稲が実を熟すほど穂が垂れ下がるように、人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだという意味ですね。
自らを省みれば、まあ隠すほどの才能や学徳を持ち合わせているわけでもなく、実っているのは腰回りのお肉だけという状態ですが…(^^;
人は人、自分は自分と自然体で臨む
とはいえ、人間歳を重ねてくると、それなりのプライドや見栄が邪魔をすることがままあります。
無闇に卑屈になる必要もありませんが、だからといって、要らないプライドを振り回しても仕方がありません。
人は人、自分は自分とドンと構えて、ニコニコ笑って日々過ごせるといいですよね。
というわけで、まだまだ精進の日々が続きます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.7.29記)