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さて、「今日の一言メモ」第193回です。
「風が吹けば桶屋が儲かる」
「風が吹けば桶屋が儲かる」とは、あることが原因となって、その影響が巡り巡って意外なところに及ぶことの例えです。
もともとは、風が吹けば桶屋が儲かる因果関係を説明した、以下のような昔話から出た言葉です。
風が吹けば砂埃のために、目を病む人が多くなり、目を病んだせいで失明すれば、音曲で生計を立てようとするから、三味線を習う人が増え、三味線の胴に張る猫の皮の需要が増える。
そのため、猫の数が減少し、猫が減れば猫が捕まえる鼠の数が増える。鼠は桶をかじって穴を開けるから、桶がよく売れるようになり、桶屋が儲かる。
なんとなく理屈は合っているように思えますが、今一つ納得性に欠ける気がします。(^^;
「情けは人の為ならず」
「風が吹けば桶屋が儲かる」と共通する部分もあると思うのですが、「情けは人の為ならず」という故事ことわざがあります。
情けは人の為ならずとは、人に情けをかけるのは、その人のためになるばかりでなく、やがては巡り巡って自分に返ってくるので、人には親切にせよという教えですね。
こちらの方が、納得性はありますが、どちらにしてもいろんなことが巡り巡って世の中のことは成り立っているのだと思います。
まったく関連性のないことに巻き込まれることも…
一方で、今回の常磐道のあおり運転の加害者に同行していたのは、この女だ、とSNS上で誤って特定され、そのデマツイートで実名も顔も晒されてしまい、それが拡散されて、大いなる迷惑を蒙った方がいます。
ただ、SNS上にアップしていた服装や帽子、顔写真が似ているというだけで、無頼の輩の格好の餌食となってしまったようですが、火のないところに煙が立ってしまうのがSNSの恐ろしさです。
何が起こるか分かりませんが、少なくとも自分に起因することが巡り巡って他人様に迷惑をかけないよう注意したいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.8.24記)