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さて、「今日の一言メモ」第204回です。
「馬子にも衣装」
「馬子 (まご) にも衣装」とは、どんな人間でも、身なりを整えれば立派に見えることの例えです。
「馬子」とは、駄馬に荷物や人を乗せて運ぶことを職業とした人で、馬子のような身分の低い者でも、羽織袴を着れば、立派に見えることからこのように表現されています。
他の人に使うときは、失礼にあたらないように気をつけないといけませんね。まあ、親しい間柄の友人のみに留めておいたほうが良いでしょう。(^^;
人は見た目が9割
ところで、今日9月4日は「9 (く) 4 (し) 」の語呂合わせで「くしの日」です。
最近は、ほとんど櫛 (くし) を使うシーンを見なくなった気がしますが、以前は、身だしなみを整える大切な道具として、男女問わずバッグやポケットに忍ばせていたものでした。
そして、身だしなみというと、「メラビアンの法則」を思い出します。
メラビアンの法則とは、非言語的コミュニケーションの重要性を説いたもので、コミュニケーションにおいて、人に影響を与える情報の割合は、以下の通りとなっています。
言語情報(話の内容など):7%
聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
視覚情報(見た目など):55%
つまり、言語情報が7%、非言語情報が93%の割合であるという説です。
実際に話している内容ではなく、身なりや動作、声のトーン、話の早さなどで、ある意味ほとんど評価されるといって過言ではありません。
どんなにいい話をしていても、ボソボソと聞き取りにくい小声で、自信なさげに話されると、信憑性が疑われてしまいます。
例えば、入閣の話題でもちきりの自民党衆議院議員である小泉進次郎氏は、容姿端麗・言語明瞭です。だから演説で人を惹きつけるのでしょう。
どんなにいいことを言っていても、選挙運動中の街宣カーのように大声で怒鳴るようにダミ声で話されては、それだけで辟易してしまいます。
人間の価値は中身で決まるが、その前に見た目にも気を配ろう
というわけで、人の評価は見かけからスタートすると心得て、大いに「馬子にも衣装」を心掛け、姿勢・動作・声・話し方にも常に気を配らねば、と思う次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.9.4記)