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さて、「今日の一言メモ」第439回です。
いよいよ今日から6月。6月1日は「衣替えの日」ですが、ここ数年は5月からクールビズになったこともあり、既に夏服が活躍していることでしょう。
「衣替えの日」
衣替えとは、気候に合わせて、衣服を夏服に替える日ということですね。これは、平安時代から始まった習慣で、当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定めて、これを「更衣」と言ったそうです。
しかし、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣といい、後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになったので、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになったとか。
江戸時代ごろから、衣替えは6月1日と10月1日に行うようになり、明治以降の官庁・企業等もそれに従ってきたのだそうです。
見た目が変われば、印象も変わる
夏服に替えるのは、もちろん涼しく過ごすためですが、涼しげな見た目も心理効果があるでしょう。
「見た目が大事」「形から入る」など、大事なのは中身だとしても、外見を整えることによって中身がついてくることは、ままあります。
見た目というと、「メラビアンの法則」を思い出します。
メラビアンの法則とは、非言語的コミュニケーションの重要性を説いたもので、コミュニケーションにおいて、人に影響を与える情報の割合は、以下の通りとされています。
言語情報(話の内容など):7%
聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
視覚情報(見た目など):55%
つまり、言語情報が7%、非言語情報が93%の割合であるという説です。
人は見た目が9割
実際に話している内容ではなく、身なりや動作、声のトーン、話の早さなどで、ある意味ほとんど評価されるといって過言ではありません。
どんなにいい話をしていても、ボソボソと聞き取りにくい小声で、自信なさげに話されると、信憑性が疑われてしまいます。また、選挙運動中の街宣カーのように大声で怒鳴るようにダミ声で話されては、それだけで辟易してしまいます。
ここはやはり、「人は見た目が9割」と心得て、服装がラフになりやすいクールビズの時期こそ身だしなみに気を配りたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.6.1記)