(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第282回です。
「酒池肉林」
「酒池肉林 (しゅちにくりん) 」とは、非常に贅沢な酒宴のことを指します。酒や肉をふんだんにそろえた、豪華な宴のことですね。
『史記』に「酒を以て池と為し、肉を懸けて林と為し、男女をして裸にして其の間に相遂わしめ、長夜の飲を為す」とあるのに基づくそうです。
殷の紂王にまつわる故事で、紂王が大量の酒で池を作り、肉の塊を吊るして林を作ったことから、こう表現されるようになりました。
「いい肉の日」
さて、今日11月29日は「1 (い) 1 (い) 2 (に) 9 (く) 」の語呂合わせで、「いい肉の日」ですね。
小さい頃を思い出すと、肉と言えば「豚の生姜焼き・ハンバーグ・鶏の腿焼き・すき焼き」でした。ステーキやしゃぶしゃぶなどは、ずっと後になってから初めて食しました。
家族でお鍋を囲むすき焼きでは、真っ先に肉に箸を伸ばし、兄弟喧嘩になったものです。今となっては、懐かしい思い出ですが。
健康長寿を実現している高齢者は、肉や魚をたくさん食べている
そして、最近では元気に長寿を楽しんでいる方々を、テレビで見ることが多いのですが、健康で長寿を迎える秘訣として、よく歩くことと同時に、よく肉を食べることがその要因として挙げられています。
(画像出典元はこちら)
若いうちは、体が成長したり、新陳代謝が盛んだったりして、タンパク質をしっかりとったほうが良いけれど、年を取ったらタンパク質はそれほど摂取しなくてもいいと思っている人も少なくありません。
しかし、実際に100歳以上の高齢者のタンパク質の摂取量を調べてみると、平均的な日本人と比較して、男女ともに総エネルギー量に占めるタンパク質の割合が高いことが、明らかになっているそうです。(こちらのサイト参照)
つまり、長生きをしている高齢者は、肉や魚などの動物性タンパク質をたくさん食べているということになるのです。
100年ライフ時代は、健康寿命をどれだけ延ばせるかが重要
100年ライフ時代と言われて数年が経ちます。確かに医療技術の進歩で確実に寿命は延びていますが、寝たきりになって100歳を迎えても嬉しくないでしょう。
ちなみに、厚生労働省による最近の調査では、2018年の日本人の男性の平均寿命が80.21歳に対し健康寿命が71.19歳で、その差は8.84歳、女性の平均寿命が86.61歳に対し健康寿命が74.21歳で、その差は12.35歳となっています。
(画像出典元はこちら)
シニアのこれからの課題は、新たなステージに取り組み生涯現役を実現するために、まず土台となる健康増進に留意し、いかに健康寿命を延ばすか、ということでしょう。
そのためには、肉と魚もしっかり摂る食生活を心掛けたいですね。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.11.29記)