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さて、「今日の一言メモ」第293回です。
「腹も身の内」
「腹も身の内」とは、腹も体の一部であるから、暴飲暴食は慎めという戒めです。
「腹」は胃腸を意味していて、大食してお腹をこわしたりしないようにしようという意味ですね。
「胃腸の日 」
さて、今日12月11日は、「胃に良い → いにいい (1211) 」という日付語呂合わせから、「胃腸の日 」になりました。日本大衆薬工業協会が2002年に制定した記念日だそうです。
改めて胃の働きを確認すると、主に次の4つでした。
(1) 食道から入ってくる食べ物を一時的に溜めて、混ぜ合わせる
(2) 一部を消化・吸収する
(3) 食べたものを殺菌・腐敗防止処理する
(4) その後、十二指腸に排出する
仕事や人間関係で悩んだ時、胃がキリキリ痛んだり、もたれたり、といった経験をしたことがある方は、沢山いると思います。
胃は顔の次に感情が出やすい部分なんだそうです。緊張や不安、恐怖、イライラなどが胃の機能を阻害し、しまいには胃潰瘍など深刻な病気を招く事も多くあります。
胃の内部は皮膚とは違い痛みを感じる神経がまばらにしかないので、少々の胃の痛みは感じない事が多いのだとか。
だからこそ胃が不健康であるというシグナルには十分注意しなければなりません。
「口」
・唇の荒れ、乾燥は、胃が熱を持ち、水分が不足している表われ。
・口の回りの出来物は、糖分の摂り過ぎで胃の粘膜が荒れているため。
・口角のただれは、夜遅くの飲食や間食など胃の疲れが原因。
「舌」
・舌の色が白いのは、冷たいものを摂り過ぎて消化不良を起こしている。
・舌の色が黄色い場合は、胃に熱を持っています。刺激物の摂り過ぎで胃酸過多の危険性がある。
「胃の症状は左側に出る」
・左手の親指と人差し指の付け根の部分 (合谷) を押して痛みのある人は、胃になんらかの支障があるサイン。
・左足の裏、親指の付け根『胃の反射区』と呼ばれる部分を押してみて痛ければ胃が弱っている証拠。
年末年始は、胃腸を労る
というわけで、忘年会・新年会などが続くこれからの年末年始は、何かと胃腸に負担をかける季節です。ちゃんと胃腸を労りながら過ごすことにしましょう。
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さて、今日はここまでにしますね。
ではまた!
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(2019.12.11記)