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さて、「今日の一言メモ」第296回です。
「恩を仇で返す」
「恩を仇 (あだ) で返す」とは、恩を受けた人に対して、感謝するどころか害を加えるような仕打ちをすることを指します。
恩を受けたなら感謝こそすべきなのに、それどころか相手にとって害になるような行為をすることを意味します。
「仇 (あだ) 」とは、ひどい仕打ちや恨みのことです。
「忠臣蔵の日」
「仇」といえば「仇討ち」で有名なのは、忠臣蔵ですね。そして、今日12月14日は、赤穂浪士が吉良邸に討ち入った「忠臣蔵の日 」です。
今から316年前の元禄15年 (1703年) 12月14日に、大石内蔵助をはじめとする赤穂浪士 (四十七士) が、主君浅野内匠頭の無念を晴らすべく、吉良上野介邸に討ち入りを行ないました。
これにちなんで、赤穂市では赤穂義士祭、赤穂浪士の墓所泉岳寺においては義士祭が行われます。
江戸本所松坂町にあった吉良邸の一部は現在松坂公園となり、毎年この日は元禄市で賑わうそうです。午前中は義士祭、午後は吉良祭が行われるとか。
精神力を鍛え、初志貫徹する強さを涵養する
忠臣蔵といえば、大石内蔵助を筆頭とする赤穂浪士たちが、艱難辛苦を乗り越え、長い時を耐えに耐え、そしてとうとう討ち入りを果たし、見事本懐を遂げて清々しく散っていく・・・というストーリーで、戦後も数々のドラマや映画が制作されてきました。
日本人のDNAに受け継がれてきた心情に訴えるそのストーリーは、江戸時代から現代に至るまで、人々の心を打ち続けてきました。
でも、現代の若者たちには、主君の無念を晴らすために仇討ちをして自決する、などという価値観は全くピンとこないかもしれませんね。
しかし、初志を曲げず貫徹する意志の強さは、現代でも見習いたいものです。
初志を貫徹するには、さまざまことに耐え、忍び難きを忍ぶことが必要でしょう。そのためには、強靱な精神力が求められます。
そんな精神力を鍛え、初志貫徹する強さを身に付けていきたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.14記)