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さて、「今日の一言メモ」第301回です。
「目は心の鏡」
「目は心の鏡」とは、目には、その人の心の正邪が表れるという意味です。
目は、その人の心を映し出す鏡のようなものだから、目を見ればその人の心のさまが読み取れるというわけです。
心が清く正しい人は、瞳も澄んでいるものなのです。
「仏名会の日」
さて、今日12月19日は「仏名会 (ぶつみょうえ) の日 」です。今から1,245年前の774年に、清涼殿に僧を召して行われたのが始まりだそうです。
12月19日から3日間にわたり、過去・現在・未来の三千仏名を唱え、その年の罪を懺悔し、国家の安寧、皇室の息災などを祈願する法要です。
845年に宮中の恒例行事となり、室町時代まで行われていました。煤 (すす) 払いは家の掃除、仏名会は心の掃除といわれています。
煩悩 (=ぼんのう) を祓い、心の大掃除もして、新年に備える
年末の大掃除は家の中だけでは片手落ちですね。心の大掃除も必要かと…
今年を振り返れば、できたこと、できなかったこと、いろいろとありましたし、義母の死や家族の入院・手術などで心を痛めることもありました。
それでも、自分自身が健康に過ごせたことは大きいと思います。まさに「健全な精神は、健全な肉体に宿る」という言葉通りだと思います。
そうはいっても、1年間に溜まったあれこれ煩悩 (=ぼんのう) をすっきりさせないといけません。除夜の鐘をつく理由は、人の心にある煩悩を祓うためですよね。
仏教では、人には百八つの煩悩があると考えられています。そのため、煩悩を祓うためにつく除夜の鐘の回数は108回とされているのですね。
百八つとされているのは、四苦八苦で (4×9) + (8×9) = 108 という俗説があります。
煩悩とは、人の心を惑わせたり、悩ませ苦しめたりする心の動きです。
代表的な煩悩は、以下のものとされています。
1. 欲望 (肉体的および精神的なもの)
2. 怒り
3. 執着
4. 猜疑
還暦を過ぎて、それなりの時間が経ちますが、まだ煩悩を断ち切れたとまでは言えません。人間だから当り前でしょうか。
とはいえ、大晦日までにできるだけ煩悩 (=ぼんのう) を祓い、心の大掃除もして、新年に備えたいと考えています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.19記)