(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第300回です。
「年貢の納め時」
「年貢の納め時」とは、長い間悪事をはたらき続けてきた者が、ついに捕えられて罪に服さねばならないことを指します。
それが転じて、悪事に限らず、ある物事に見切りをつけて、諦めなければならない時のことを指すようになりました。
「納めの観音」の日
毎月18日は、観世音菩薩の縁日です。なかでも12月18日は、「納めの観音」と呼ばれ、特に参拝者が多いそうです。
江戸時代、12月17日、18日は「観音の縁日」の人出を見越し、浅草寺の境内には正月用の品や縁起物の品を売る露店が集まり、「歳の市」と呼ばれるようになりました。
浅草寺の歳の市の規模は江戸随一であり、浅草橋から上野に至るまで店が並び、大いに賑わったそうです。
浅草寺の歳の市では、江戸末期頃より羽子板を売る店が多くなりました。羽子突きの羽根は虫を食べるトンボに似ていることから、悪い虫 (病気) を食べる、あるいは羽根の先端に付いている「豆」から、「まめに暮らすことができる」など、羽子板はもともと縁起物として扱われていました。
やがて女子が誕生した家に羽子板を贈る風習が盛んになり、羽子板が歳の市の主役になっていったのです。
こうして歳の市は、やがて「羽子板市」と呼ばれるようになり、現在は12月17日から19日までの3日間、境内に数十軒の羽子板を売る店が並ぶようになりました。
店主の口上と客とのやりとりは、周囲の見物客も楽しませ、師走の浅草の風物詩となっています。
納めるものは、しっかり納めて区切りをつけ、新年に備える
12月も中旬を過ぎ、仕事納め、御用納めまであと10日程となりました。今クールのテレビドラマも続々と最終回を迎え、もう見納めです。
今年購入して積ん読になっている本もまだいくつもありますが、読み納めはどれにしますか…
大晦日まで、あと2週間。納めるものは、しっかり納めて区切りをつけ、新年に備えたいと思います。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.12.18記)