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さて、『今日の一言メモ』第1041回です。
「待つ間が花」
「待つ間が花」とは、あれこれと想像しているうちが一番楽しいものだということの例えです。
「花」は最も良い時期の意味です。あれこれ想像に胸を躍らせて待っている間が最も良い時期で、現実になってみるとそれほどでもないということを表しています。
「待つうちが花」「待つが花」ともいいます。
「納めの観音」の日
毎月18日は、観世音菩薩の縁日です。なかでも12月18日は、「納めの観音」と呼ばれ、特に参拝者が多いそうです。
江戸時代、12月17日・18日は「観音の縁日」の人出を見越し、浅草寺の境内には正月用の品や縁起物の品を売る露店が集まり、「歳の市」と呼ばれるようになりました。浅草寺の歳の市の規模は江戸随一であり、浅草橋から上野に至るまで店が並び、大いに賑わったそうです。
浅草寺の歳の市では、江戸末期頃より羽子板を売る店が多くなりました。羽子突きの羽根は虫を食べるトンボに似ていることから、悪い虫(病気)を食べる、あるいは羽根の先端に付いている「豆」から、「まめに暮らすことができる」など、羽子板はもともと縁起物として扱われていました。
やがて女子が誕生した家に羽子板を贈る風習が盛んになり、羽子板が歳の市の主役になっていったのです。こうして歳の市は、やがて「羽子板市」と呼ばれるようになり、現在は12月17日から19日までの3日間、境内に数十軒の羽子板を売る店が並ぶようになりました。
店主の口上と客とのやりとりは、周囲の見物客も楽しませ、師走の浅草の風物詩となっています。今年はコロナも一段落して大いに賑わっているようです。
行動制限のない年末年始だが……
今年もあと2週間となり、慌ただしさが増しています。昨年・一昨年はコロナ禍でじっと辛抱が求められましたが、今年は感染者数は拡大しているものの、コロナは風邪だという流れになり何も行動制限のない年末年始になりました。
今年は例年通り、クリスマスに続いて新年を祝うムードに包まれることでしょう。やっと明けない夜はなく、春が来ない冬もないことを実感できるようになりました。
それでも感染予防に努めるに越したことはありません。安心して過ごせるアフターコロナの時代が到来するまで過度の楽観をせず、注意すべきは注意して過ごすことにします。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2022.12.18記)