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さて、「今日の一言メモ」第317回です。
「正月事納め」
今日は1月8日は、正月の各種行事・飾りを終える日です。
正月を迎える準備を始めるのは「正月事始め」で、かつては旧暦12月13日に行われていましたが、現在は新暦12月13日に行われています。
「煤 (すす) 払い」や、門松などに用いる松を山から切ってくる「松迎え」などの正月の準備にとりかかる日です。
これに対して、「正月事納め」は「松の内」または「注連 (しめ) の内」の期間に飾られた門松や注連縄 (しめなわ) の飾りを取り外す日となっています。
「松の内」「注連の内」はかつては、1月1日の「元日」から1月15日までとされていましたが、現在は1月7日までとするところが多いようです。また、関東では1月7日、関西では1月15日までとする地域が多いそうです。
もし、今日が人生納めの日だったら……
今年の行動指針「余計なものを排し、自分に正直に生き、明日死んでもいいように今日を生きる」を定めたとき、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチが脳裏に蘇ってきました。
もう説明の必要がないくらい有名なスピーチですが、スティーブ・ジョブズが癌に冒されたあと、2005年6月12日に米国スタンフォード大学の卒業式で行ったスピーチです。
どなたも一度はお聞きになったことがあるのではないでしょうか。
この中で「ハングリーであれ、愚か者であれ (Stay hungry, Stay foolish) 」や「点と点を繋げる (Connecting The Dots) 」といった言葉と共に、印象に残る言葉をジョブズは遺しています。
それは次のような言葉です。
毎朝鏡に向かって「もし今日が人生最後の日ならば、今日するつもりでいることを本当に行うだろうか?」と自問してきました。そして「ノー」という答えが何日も続くようならば、何かを変えるべき時が来ているのです。
死生観をベースとした2020年の行動指針
僕が死生観といったものを意識したのは、まもなく9年を迎えようとしている3.11、あの東日本大震災が襲った時です。
昨日まで存在した当たり前の日常が一瞬にして失われ、大切な家、思い出、家族、親戚、友人知人を一瞬のうちに奪われてしまったあの悪夢の日、テレビの映像を見ながら、なすすべもなく呆然と立ちすくんでいた自分の姿が昨日のことのように思い出されます。
「何気ない日常が宝物」であることを肝に銘じながらも、明日命を絶たれても後悔しないように今日を生きる。
昨日までの行動の延長線ではなく、今日できることを先送りしないように行動する。
それがベースとなって、今年の行動指針を定めたのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.8記)