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さて、「今日の一言メモ」第352回です。
「春一番名付けの日」
今日2月15日は、「春一番名付けの日」だそうです。
春一番の語源には、諸説あるようですが、次の説が有力になっています。
1859年 (安政6年) 2月13日、壱岐郷ノ浦の漁師53人が五島沖で突風に遭い、全員が亡くなってしまいました。
それ以前から、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風が「春一」と呼ばれていて、これが「春一番」の語源とされています。
そして、「春一番」が初めて使われたのが2月15日で、この日を記念して「春一番名付けの日」となったとか。
1950年代からマスコミがこの言葉を使用するようになってから一般でも使われるようになりました。
今は、立春から春分の間に、その年に初めて吹く南寄りの強い風を「春一番」といい、この日は気温が上がりますが、翌日には西高東低の冬型の気圧配置となり、寒さが戻ることが多いようです。
1985年からは、気象庁が春一番の発表を行っています。東京では、明日雨模様の春の嵐が吹き荒れ、春一番となるかもしれません。
人生、春が来れば冬も来る
春の初めに強い南風が吹き荒れるのは、人生において紆余曲折を経て、春の時期を迎えることを連想させます。
そして、春が来れば冬の時期が来ることも思い出させます。その冬の時期をどう捉えるか、ピンチをチャンスに変えられるか、ということが大事ですよね。
ただ、苦しい、つらい、もうイヤだ、逃げ出したい、と思うのか、今を耐えるのが成長するチャンスだ、これを乗り越えれば自分は強くなれる、と思うかで、その後の人生が大きく変わるでしょう。
昔から「人間万事塞翁が馬」という言葉があります。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないという例え話です。
春の時期に浮かれて過ごすのではなく、余裕があるときこそ冬の時期に備えるという姿勢が大切かもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.2.15記)