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さて、今日7月7日は、五節句の一つ「七夕」ですが、二十四節気の第11にあたる「小暑」でもあります。
二十四節気の第11「小暑 (しょうしょ) 」
「二十四節気」は、1年を24等分に割って24の区分が作られ、そのうちの6つずつで一つの季節を表します。
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季節の上では、梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃とされています。関東甲信地方の梅雨明けはいつになるでしょうか……。
この日になっても梅雨かどうかの判断ができない場合は、「梅雨入り」の発表は特定できないそうです。なので、四国地方、北陸地方、近畿地方などでは「梅雨入りなし」になることもあるとか。
また、蝉が鳴き始める頃とされていますが、コロナ禍で外出を控えているせいか、今年はまだ聞いていません。江戸時代に書かれた『暦便覧』には、「大暑来れる前なればなり」と記されているそうです。
小暑あるいは大暑から立秋までの間が暑中で、暑中見舞いはこの期間内に送ることとされています。小暑の終わりごろに夏の土用に入り、今年 (2020年) は7月19日が「土用の入り」です。
なお、暑中見舞いの時期については諸説あるようです。終了時期 (残暑見舞いに変わる時期) については、立秋 (今年は8月7日) で共通していますが、開始時期については小暑の他、夏の土用、梅雨明けを以てする、とする説もあるようです。
小暑と小寒は、互いに半年後・半年前になっていて、大寒と大暑も同じ関係です。
今後1ヶ月の気候
気象庁が、7月2日に発表した関東甲信地方の7月4日から8月3日までの天候見通しによると、前半は平年と同様に曇りや雨の日が多く、後半は晴れの日が多いようです。気温は高めで、降水量は平年並みになりそうです。
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「土用の入り」近づく
「土用の入り」まであと2週間足らず、そして、「土用の丑の日」と言えばウナギです。昔から体調を崩しやすい夏には、ウナギを食べて栄養をたっぷり摂ろうという考えがありました。実際、ウナギにはビタミンAやビタミンB群など、疲労回復や食欲増進に効果的な成分が多く含まれています。夏バテ防止にはピッタリの食材といえるでしょう。
ウナギを食べる習慣が一般にも広まったのは1700年代後半、江戸時代でした。一説によれば「夏に売り上げが落ちる」と鰻屋から相談を受けた蘭学者の平賀源内が、店先に
「本日丑の日」
土用の丑の日うなぎの日
食すれば夏負けすることなし
という看板を立てたら大繁盛したことで、ほかのウナギ屋もマネするようになったとか。「本日丑の日」は、日本初のコピーライティングともいわれています。
しかし、ここ数年は、絶滅危惧種に指定されているニホンウナギの稚魚であるシラスウナギの不漁で値段が高騰しています。また、国内で販売されているニホンウナギの半分程度は、密猟や密売などの違法行為が関わっているとされています。(こちらの記事参照)
それでも「土用の丑の日」にはウナギを食べたくなるものです。まあ、この日くらいは贅沢してもいいのではないでしょうか。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2020.7.7記)