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【今日の一言メモ】・・・どう働き、どこに住み、どう生きるか男女に関係なく自由な日本にあって、どう日本の将来を考えるか

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さて、「今日の一言メモ」第479回です。

「籔入り」の日

今日7月16日は、「籔入り (やぶいり)」の日だそうです。昔、商店の奉公人や、嫁入りした娘が、休みをもらって実家に帰った日とされています。その当時は、1月16日と7月16日だけ、実家に帰ることが許されていたのです。

藪入りの日がこの二日となったのは、1月15日 (小正月) と7月15日 (盆) がそれぞれ重要な祭日だったため、嫁入り先・奉公先での行事を済ませた上で、実家でも行事に参加できるようにという配慮だったとか。

第二次世界大戦後、日曜日が休日となったため、藪入りはすたれ、正月休み・盆休みに統合されるようになりました。でも、藪入りの伝統は、正月や盆の帰省として名残を残しています。また、落語の演目としても有名です。

「嫁を取る」と言われた時代

藪入りの日になると、店の主人は奉公人たちにお仕着せの着物や履物を与え、小遣いを与え、さらに手土産を持たせて実家へと送り出したそうです。実家では、両親が首を長くして待っており、親子水入らずで休日を楽しみました。

また、遠方から出てきたものや成人した者の中には、実家へ帰ることができない者も多く、彼らは芝居見物や買い物などをして休日を楽しんだと伝えられています。

昔は、一年のうち二日しか実家に帰る機会がなかったのですね・・・特に「嫁を取る」という婚姻形態では、夫婦になるというよりも、夫の家に入る、という言い方が合っていたのでしょう。今では考えられませんね。

変わりゆく夫婦の立ち位置

昭和の世代と平成の世代の間でも、婚姻制度に関する考え方は異なります。

昭和の世代には「夫が稼ぎ、妻が家を守る」という考えが色濃く残っていると思います。専業主婦という形が当たり前だった世代です。平成の世代になると、「共に稼ぎ、共に家を守る」という考え方が定着してきます。

昭和の世代は、夫が家事をするとしても「手伝う」という感覚です。平成の世代になると「分担する」という感覚が一般的なのでしょう。

いずれにしても、男女に関係なく自由に職業を選択できて、自由に意見を (不平不満も) 言うこともでき、自由な形で生活できる現代の日本は、恵まれていると言えます。まあ、濃淡はあるとしても男性優位の風潮は残っていると思いますが……。

自由に行動できることで、晩婚化、未婚化が進み、それが少子化社会を進展させている一因であることも事実でしょうけど。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

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(2020.7.16記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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