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さて、「今日の一言メモ」第504回です。
「コロンブスの卵」
コロンブスの卵とは、誰かがやった後であれば簡単そうに見えることでも、最初にそれを思いつき実行することは難しく、貴重であるという意味です。
この言葉は、次の逸話から生まれたそうです。
「新大陸の発見など誰にでもできる」と中傷されたコロンブスが、テーブルの卵を一つ取って「それでは、この卵をテーブルの上に立ててみよ」と言ったが、誰もできなかった。
そこでコロンブスは、卵の尻をこつんとテーブルで潰して立ててみせ、「新大陸の発見もこれと同じだ。西へ船を走らせれば、誰でも大陸にぶつかるかもしれない。なんでもないことであっても、それを最初に思いつき実行することが重要なのだ」と述べた。
「知ってる」と「できてる」の間にある大きな溝
いろんな人と話していると、だいたい次の2つに分かれるように思います。
ああ、それは知ってる、そのやり方は、自分も考えたと「言うだけ」の人と、うん、それは毎日やってるよ、何度やってもできなかったけど、今はできるようになったよ、と「行動している」人の2つです。
そして、前者はうまく結果を出している人が実行している「やり方を昔から知っていた」と言います。では、なぜやらなかったのでしょうか。やってもうまくいくかどうか分からなかったから、だそうです。最初から100%うまくいきそうなことしかやらないのでしょうか。
また、「仕事のやり甲斐」「生き甲斐」という言葉自体は、誰しも知っているでしょう。でも、実際にやり甲斐を感じている人、生き甲斐を持っている人は、そう多くないかもしれません。
「知ってる、分かってる」と「できてる、やれてる」の間には、気の遠くなるような溝があるのです。
いろんなセミナーに参加したり、本を読んだりして知っていることを増やしても、知識を増やしても、それを実践して自分がうまくできるようになるまで繰り返さなければ単なる物知りで終わってしまいます。単なる物知りならば、Google先生に叶うはずがありません。
なので、人生はいくつになっても「できること、やれること」を少しずつ増やしていく場だと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.8.14記)